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【仮想通貨】ビットコイン(ブロックチェーンとは? / マイニングとは? / ウォレットの種類 / ウォレットとビットコインアドレスの違い / 販売所と取引所の違い / 仮想通貨のFX / アルトコインとは? / 用語集)

ビットコインの誕生

ビットコインは、2008年に「サトシナカモト(Satoshi Nakamoto)」という人物によって発表された論文から誕生しました。その論文には、ブロックチェーンのアイデアと新しい仮想通貨ビットコインの構想が書かれていました。

サトシナカモトについては、現在でも身元がわかっておらず、論文をネットに流してどこかに消えてしまいました。ビットコインはこの論文をもとにハッカーやエンジニアたちによって作り出され、現在に至ります。

論文を発表後、サトシナカモトはビットコインの最初のシステムを2009年にリリースし、ビットコインに興味を持った開発者達と一緒にプロジェクトを作りあげ、共にビットコインのソフトウェアの微調整やリリースに貢献したそうです。サトシナカモトは次第にソフトウェアの管理などを他のメンバーに任せるようになり、やがてプロジェクト管理までをも他のメンバーに引き渡しました。また同じ時期、サービスの元となるドメインの管理をビットコインのコミュニティ内のメンバーに引き渡し、徐々にプロジェクトから離れていきました。

ナカモトサトシは2010年末にかけて徐々に姿を消していく前まで、チームの誰一人にもプライベートな情報を話すことはなく、2011年の春を最後に、ネット上から姿を消したそうです。

ビットコインのシステムは、リリースされた2009年1月からすべての取引が記録されており、未だに破壊されたことがありません。日本では、2014年に「マウントゴックス」というビットコインの取引所が破綻してしまったこともあり、信用は墜落しましたがビットコイン自体の堅牢性は証明されつつあり、世界での通貨としての価値も認められ需要が高まってきているそうです。

ビットコインとは?

ビットコインとは、ブロックチェーン・テクノロジーを採用した最初の仮想通貨です。ビットコインは人間が発行しているわけではなく、世界に存在し得る数量の上限はあらかじめ決められています。言わば、金(ゴールド)のデジタル版です。

ビットコインは中央管理者が不要となっています。これはつまり国の管理をも必要としないので、その国の経済状況や災害に価値が左右されないことを表しています。

その暗号化技術が優れていることから、ビットコイン仮想通貨でもありますが暗号通貨とも呼ばれています。

用語集 part1



P2Pとは?

Peer to Peer(ピアツーピア)の略がP2Pです。

「Peer:仲間、同等のもの」は、個々の端末を表し、Peer to Peer(仲間から仲間へ・端末から端末へ)という意味になります。

複数の端末(Peer)が互いに信頼し合い相互協力して作るネットワークをP2Pと呼びます。このP2Pのネットワークを形成するうえでは、中央集権的なサーバーを利用しません。この仕組みを「分散型ネットワーク」と呼びます。

・SBN:P2Pの対義語
P2Pの対義語として、ファイルなどの資源を管理するサーバーとそれを利用するクライアントという関係で接続しあう形態をSBN(Server Based Network:サーバーベースネットワーク)といいます。

こちらが一般的なインターネットの形態で、サーバーと通信することによってネット上のページを閲覧することができる集中型ネットワークです。

51%アタック:51%攻撃

この分散型ネットワークの凄いところは、このネットワークを使う人口が増えれば増えるほど、物理的に外部からの攻撃が不可能になる仕組みです。

もし、この分散型ネットワークを破壊しようとすると、このネットワークに参加しているパソコンやスマホの50%以上を同時にハッキングして、取引データを改ざんすることができれば、成功します。このことを51%アタックといいます。

FinTech(フィンテック)とは

インターネット技術と金融を融合させた、新たな産業分野。ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の二つの言葉を合体させて生まれた言葉です。フィンテックの技術で注目されているのがブロックチェーン技術です。

ブロックチェーンとは?

ビットコインは、P2P方式でデータを交換します。そのため特定の管理者を置くことなく安定した運営が可能になっています。しかし、その代わりにデータの整合性を担保するのが難しくなります。

ビットコインが画期的だったのは、この整合性の解決のために、ブロックチェーンという仕組みを導入したことでした。

ブロックチェーンというのは「分散型台帳技術」とも言われており、取引台帳を複数に分散して管理し合うシステムです。わかりやすく言うと、取引の記録をみんなで分散して互いに管理し合いましょうというものです。

ビットコインで行われたすべての取引記録を記載した、1つの大きな取引台帳が存在しているとイメージしてください。

この可視化された記録のおかげで、通貨の偽造や二重払いなどを防止することができます。すべての記録は残りますが、その記録に個人情報は含まれません。記録はあくまでも、ビットコインの流通の整合性を保証するために存在するのです。

マイニング

ビットコインは、一定期間ごとにすべての取引記録を取引台帳に追記していきます。その追記の処理には、ネットワーク上に分散されて保存されている取引台帳のデータと、追記の対象期間に発生した取引のデータの整合性を取りながら正確に記録することが求められます。

そこで、この追記作業の手伝いをしてくれた人、追記作業のために膨大な計算処理をし、結果として追記処理を成功させた人には、その見返りとしてビットコインが支払われます。この報酬は、新たに発行されたビットコインによって支払われます。

その追記処理をしてくれた人を採掘者(マイナー)といい、追記処理をして報酬を得る一連の流れ(作業)をマイニングといいます。


マイニングで得られる報酬の内訳

ビットコインの採掘(マイニング)においてこのノンスを探す作業は、高額な電気代や機材代などのコストを鑑みると経済合理性がありません。アルトコインではこの計算を、より社会的に有意義な手法に置き換えているものがあります。

ビットコインで使用されるハッシュは、SHA-256 と RIPEMD-160 です。これらのハッシュはGPUで計算するのに向いており、後発のアルトコインではScrypt系のハッシュを使うことで普通のPCでも採掘しやすいように工夫しているものも多いです。

モリープール

ビットコインの取引はP2Pネットワークに送信され、すぐにメモリプール(memory pool, mempool)と呼ばれる場所に一旦溜め置かれます。メモリプールはマイナーと呼ばれる取引の承認者それぞれのコンピュータ内で別々に構築されます。二重支払いを防ぐため、ブロックに取り込まれ確認された取引は、ブロックを生成したマイナー以外のメモリプールからも消去されることになります。

ブロックに格納されることを確認(confirmation)と言い、メモリプールに残っている状態は未確認(unconfirmed)と言います。

マイナー達によって過去の取引履歴と参照されて不正が無いことが確認されて、不正が無いことが確認された取引データをいくつかにまとめて「ブロック」が作られ、チェーンに繋がれていきます。

作られたブロックの中は以下のようになっています。

  • 一つ前のブロックのハッシュ値
  • いくつかの取引データをまとめたもの
  • ノンス値(意味のない、ある特定の数字)
また、二重支払いを行うような取引(同じアドレスから出金される複数の取引)は、メモリプール内に先に取り込まれた取引を優先し、後からきた取引は二重支払いと見なしメモリプールに組み込まないという作業を、マイナーが基本的に行っています。

モリープール内の優先順位

以前は経過時間も考慮されていましたが、現在は手数料が高い取引が優先されます。手数料を少なく設定するとなかなか確認されずメモリープールに残ったままになります。マイナーからすると、手数料が少ないということは報酬が少ないということを意味するからです。

優先度を上げるには、手数料を高めに設定する必要があります。しかし、取引(トランザクション)の確認が追いつかずメモリープールに未確認の取引がどんどん溜まっていっていることが問題視されています。

現在は手数料0の取引は実質的に不可能になっています。一定期間経過した取引が除外されたりメモリプールが容量オーバーになった場合にも手数料の低い取引から順にメモリプールから除外されていきます。除外された取引はキャンセルされてビットコインは元のアドレスに戻るので、再度使用できるようになります。

RBF(Replace-By-Fee:手数料による置換)

ビットコインの黎明期では、条件等が設定されており完全に自由ではないものの、取引手数料を高く設定して再度取引を送信すればメモリプール内の元の取引が置換されるということが「機能」として普通に実装されていました。これは、取引手数料を誤って無料か非常に低い額で送金してしまい長期間確認が行われないという場合、送金し直すことができるので非常に有用な機能です。

実際に取引が確認されないという問題は、常に言われていることであり、最近では、黎明期の機能と同様にいろいろな条件をつけた限定的なものではありますが正式に取引の置換を可能にする機能が復活しました。この機能はRBF(Replace-By-Fee:手数料による置換)と呼ばれます。

ブロックチェーンの仕組み

ブロックチェーン内の各ブロックには、過去の全ての取引データに加え、1つ前のブロックのハッシュ値と、ノンス(nonce)と呼ばれる変数が格納されています。

このノンス値によって、次のブロックのハッシュ値が変動する仕組みになっています。また、ビットコインには、新規ブロックをチェーンに追加できる条件として、「そのブロックのハッシュ値が、ある値以下になること」というルールが定められています。つまり、新規ブロックを追加するには、適切なノンス値を探しあてる必要があるのです。しかし、このノンス値は、0から数値を1ずつ増やしてその都度ハッシュ値を計算するなど、総当たり的な手法で探すしかなく、効率よく計算で求める方法は存在しません。

採掘者は、この生成されたブロックのノンス値を見つけようとコンピューターで計算して探し出します。ここでコンピューターの計算力が必要になってくるわけです。そして、適切なノンス値を最初に発見した採掘者が新たなブロックの生成者となり、報酬として新規のビットコインが発行される仕組みです。新規ブロックの追加は大体10分ごとに実施されます。

【画像】

用語集 part2



ノンス値(nonce)

ノンスとは、Number used once(一度だけ使用される使い捨ての数字)の略で、ブロックを生成するときに採掘者(マイナー)によって生成される使い捨ての意味の無いランダムな32ビットの数値を指します。“ナンス値”と呼ばれることも。

ノンスは、「ハッシュ値」というものを探すために用いられます。

ハッシュ値

ハッシュ値」とは、ランダムな値(ノンス)を「ハッシュ関数」によって変換することで得られる『一意な固定長の値(文字列)』です。

ハッシュ値ハッシュ関数

ハッシュタグ(#)などで使われるあの「ハッシュ(hash)」には、“細かく切れたもの” という意味があります。

ハッシュ値」=「復元不可能な値」
ハッシュ関数」=「復元不可能な値を導くための関数」

「復元できない」という特性を活かして「暗号」として用いられています。

「ノンス値」を用いて「ハッシュ値」を見つける工程

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ビットコインブロックチェーンにおける『ハッシュ値』の場合、『①前のブロックのハッシュ値』と『②nonceと呼ばれる32ビットの任意の値』と『③新たに生成されるブロックに組み込まれる、全てのトランザクション』、これら3つをハッシュ関数というものに入れて、256桁の値を得ます。これが新規ブロックのハッシュ値と呼ばれるものです。ハッシュ関数は、ビットコインではSHA256という暗号方式を二重にして使っています。

まずランダムな32ビットの値、ノンスを用意します。この「ノンス値」を「ハッシュ関数」を使って変換すると、「ハッシュ値」が生成されます。生成された「ハッシュ値」が、ある値以下になっていれば、「ハッシュ値」探しは成功です。そうでなければ、また新たな「ノンス値」を用意し、「ハッシュ関数」を用いて変換します。このように「ある値以下」の「ハッシュ値」が生成できるまで、この工程を繰り返します。

ある値というのは、先頭に何個も0が並ぶような値となっており、適当に「ノンス値」を入力して変換しても、このような値が一回の計算で得られる『確率』というのは、非常に低くなっています。

適切なnonceの値が見つかり、生成したハッシュ値にゼロがたくさん並んだら、それが正解です。そのハッシュ値が、過去のブロックの情報を含み、ブロック同士をつなげる重要な役割をします。

この「ハッシュ関数」を使うことで、その前後の値に関連性がなくなり、どんなノンス値を入力すればどんな「ハッシュ値」が出力されるのか予測することができなくなります。

ブロックチェーン」に新しい「ブロック」が繋げられるたびに、新たな「ハッシュ値」探しが始まっています。そして、この「ハッシュ値」探しをするために、「マイニング」が必要になります。

ブロックに「ノンス(nonce)」を埋め込む

正解とされた「nonce」は、まず他のマイナーやビットコインネットワークの利用者たちによってそのノンス値が本当に正解のノンス値なのか、「ハッシュ関数」を使うことで、きちんと規定の「ハッシュ値」を出力することができるのかということが確認されます。

正解を見つけるには大量の計算が必要ですが、一度正解が見つかってしまえば、それを確認することは簡単にできます。一旦そのノンス値が見つかれば、スマートフォンでも簡単にそれが正しいということを検証できます。

チェックが終わり、他のマイナーやビットコインネットワークの利用者たちにそのノンス値が正しいものと認められれば、ようやくブロックチェーンに新たなブロックが繋げられます。

そしてこの時、正解のノンス値もブロックの中に埋め込まれることになります。正しいノンス値を発見したマイナーが、メモリプールからブロックを作成しブロックチェーンにつなげる権利を獲得できるというわけです。

これをもって、マイニング、新規ブロック発行の『一連の流れは完了』となります。

SHA-256とは?

まず、SHA-256の「SHA」とは「Secure(セキュア) Hash(ハッシュ) Algorithm(アルゴリズム)」の略です。

SHA-256は、ある任意の長さのデータから「256ビット」のハッシュ値を得ることです。これが「256」の由来です。一定以下の長さのデータであればSHA-256を通せば256ビットのハッシュ値に変換をしてくれるのです。(一定以下の長さとは2の64乗マイナス1ビット)

ハッシュ関数の特性

ハッシュ関数は元のデータから異なる数列を導き出す関数の事で、導き出された数列を「ハッシュ値」と言います。

実際にSHA-256を行ってみましょう。「bitcoin」をSHA-256でハッシュ化すると、

「6B88C087247AA2F07EE1C5956B8E1A9F4C7F892A70E324F1BB3D161E05CA107B」

という256ビットの文字列になります。

ランダムな文字列をSHA-256に通す事によって256ビットのハッシュ値を得て、それが秘密鍵になるので実際の秘密鍵と同じビット数になっています。

ちなみに公開鍵は、SHA-256に通した後、異なる演算をするので更に小さな値になってビットコインアドレスとなります。

取引の確認状況を知る

ブロックチェーンは全世界に公開されているため、実際に取引が確認されたのか、つまりブロックに組み込まれたのかを簡単にインターネット上で見ることができます。承認回数も知ることができます。このようなブロックチェーン情報を見れるサイトは、ブロックエクスプローラーと呼ばれ、多くのサイトがあります。

同時にブロックが作られたらどうなる?

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ビットコインには中央サーバーがないので、ネットワーク上で偶然複数のブロックがほぼ同時に生成される場合があります。

その場合、採掘者が先に受け取った方に続くブロックを生成する決まりになっています。

しばらくして、より多くのブロックがつながっているブロックチェーンが正当なものとして認められることになります。

用語集 part3



difficulty(採掘難易度)

ビットコインでは、ノンス値の発見に約10分かかるように調整されています。調整するための値はターゲット(target)と呼ばれます。簡単に言えば、ターゲットとは、有効なブロックヘッダーのハッシュとして0が何個連続すればいいかを定める値です。0が多く連続しているほど難しいというわけです。このターゲットは、人間が一見しただけではわからない値なので、通常はdifficulty(採掘難易度)という数字に変換して表現されます。

ブロック生成の難易度は、過去のブロック生成速度に応じて、およそ10分に1個のブロックが発掘されるよう、適切な値が設定されるようになっています。コンピュータの性能は年々向上しています。もし探索の難易度が一定のままだとすると、やがてブロックはただ同然の計算資源で生成できるようになってしまうということを意味します。また、ネットワークに参加するノードが増えるにつれてブロックの生成速度が次第に速くなっていくことも考えられます。したがって、難易度を変化させる必要があるのです。

採掘報酬(Coinbase:コインベース)

ビットコインにおける取引承認が金などの採掘になぞらえてマイニング(採掘)と呼ばれるのもこのためです。ちなみに、ブロックを生成したマイナーに報酬を送る取引のことは採掘報酬(coinbase:コインベース)と呼ばれます。

プルーフ・オブ・ワーク(proof of work)

このようにコンピューターに計算をさせることにより、有効なブロックヘッダーのハッシュを求め取引を承認するシステムのことをプルーフ・オブ・ワーク(proof of work)と呼びます。

ビットコインの発行上限

採掘報酬は1ブロック毎に50BTCから始まりました。210,000ブロック毎(約4年)に半減するように設定されており、最終的には、2140年頃に2,100万BTCを生成した時点で発行が終了することになっています。ただし、厳密にはビットコインの利用者のネットワークへの参加状況などにより発行スピードが決定されるため、実際にはこれよりもやや早いペースで発行が進んでいます。

報酬には新たに生成するコイン以外にも取引手数料が含まれているので、発行上限に達してもマイナーとなる動機はなくならないというわけです。

マイニング(発掘)とブロックチェーン

こうして採掘者達によって大量のブロックが次々に生成されていきます。

つまり、前のブロックと次のブロックが鎖のようにつながりながら保存されていくのです。その様子からこの仕組みは「ブロックチェーン」と呼ばれています。

公開鍵と秘密鍵



公開鍵(public key:パブリックキー)とは?

他人に知らせてそこに送ってもらうものなので、全世界の誰に知られても大丈夫な鍵。 ビットコインの送付の際に使用されるビットコインアドレスは、公開鍵から作られます。

※「ビットコインアドレス」とは、ビットコインの口座番号のようなものです。公開鍵は長くて扱いにくいので短縮され、人間にも見やすくなっています。因みにビットコインを送付する際は、相手のビットコインアドレスを指定すれば送付できます。

秘密鍵(private key:プライベートキー)とは?

秘密鍵とは、公開鍵を扱う為に必要な鍵。公開鍵の逆の性質を持つもので、誰にも見られてはいけない暗号鍵。

銀行で例えると、ビットコインアドレスは口座番号、秘密鍵は暗証番号に相当します。

ビットコインの送付の際にはビットコインアドレスに「秘密鍵」で署名をすることでビットコインを初めて送付する』事が可能になります。

秘密鍵で署名とは?

ビットコインでは、送金をする際に秘密鍵を利用して送金情報に鍵をかける事を秘密鍵電子署名する」と言います。

ビットコインにおいて送金は、このような流れになっています。

  1. 公開鍵と秘密鍵を生成
  2. 公開鍵からビットコインアドレスを生成
  3. 送信者が、ビットコイン送信先アドレス等を関連付けたデータを、ハッシュ関数を適用し、秘密鍵で署名して送信
  4. P2Pネットワークに取引(送金情報)をブロードキャスト
  5. 送信者の公開鍵を利用して受信した署名済みの送金情報を照合して取引が正しいことを検証
※ デジタル署名の中でもさまざまな方式がありますが、ビットコインでは秘密鍵から公開鍵への変換はsecp256k1という楕円曲線を利用します(ECDSA)。なお、説明には複雑な数学的説明が必要なためここでは割愛します。


秘密鍵で署名されたビットコインアドレスは、ビットコイン受取人にしか解読できないようになっているので無事に送付・受取が完了する、ということになります。つまり秘密鍵こそがビットコインの所有権を証明できる唯一のものになります。秘密鍵を持っている人がそのビットコインアドレスの中身を動かすことができるからです。なので秘密鍵は誰にも見られてはいけません。

ちなみにウォレットを利用する場合、ウォレット運営が秘密鍵を管理してセキュリティ管理してくれているので、多くの簡易ウォレットでは秘密鍵を自身でも見ることがありません。さらに署名も勝手に行ってくれるので、あなたは相手のビットコインアドレスさえ分かっていれば簡単に送金や受金する事ができます。

もし、送金するときにビットコインアドレスの入力を間違えてしまったら、知らない誰かのウォレットに送金されてしまいます。そのビットコインを取り戻すことは不可能です。公開鍵やビットコインアドレスと個人情報は全く結びつきがないため、所有者を特定することは困難です。

ビットコインアドレス

まず「秘密鍵」が作成され、「秘密鍵」から「公開鍵」が作成され、さらに「公開鍵」から「ビットコインアドレス」が作成される、というような流れになります。それぞれある数学的計算方法により作成されていきます。「秘密鍵」をある計算で出したものが「公開鍵」になります。この計算方法では「公開鍵」から「秘密鍵」を割り出すことはできません。ですので「秘密鍵」にはそのビットコインの「所有権」が生まれるという仕組みになります。

ビットコインアドレスが存在する意味は、公開鍵では長すぎて不便だから短縮して表示しようというような意味があります。

ビットコインアドレスの集合が「ウォレット(財布)」です。

用語集 part4

承認回数とは何か?

「未承認」から「承認」に変わる経過として,10分程経過するとともに承認1回→承認2回→承認3回と,承認回数が増えていきます。

つまり、「AからBへ0.1BTC支払った」という取引をした場合、その取引が承認されて新規ブロックが作成されると承認1回。次に新しい取引をした場合、ブロックには過去のすべての取引データが含まれているので、新しい取引の承認がされたと同時に一つ前の取引「AからBへ0.1BTC支払った」が承認2回目ということになります。これが承認回数です。

もし取引データの改竄をするならば、過去に遡ってすべての取引データを操作しなければなりません。つまり、ブロックが連鎖すればするほど改竄に対しよりより強固になっていく性質があります。この強固さを「承認回数」で示していることになります。

多額の送金で,取引の確実性をしっかりと確保したい場合は,6回程度承認が行われることを見てから,送金完了と認識することがよいという意見もあります。

ビットコインを使うだけであれば,特に仕組みを意識する必要はありませんが,裏側では世界中で維持管理作業に参加しているマイナー達による,報酬を巡る計算競争と,データベースの一斉更新という大掛かりな仕事が行われているのです。

0確認取引

将来的にコンビニやレストランなど店頭での支払いにおいて、確認されるまで10分待つのは現実的ではありません。そこで実際には多くの場合、未確認でも送金完了とみなす「0確認取引」が行われています。

決済サービス「Alipay(アリペイ)」

仮想通貨大手取引所のbitFlyerは2017年10月26日に、キャピタルペイメントサービス株式会社ビットコイン決済導入店舗拡大に向けた業務提携をしました。

キャピタルペイメントサービスは、大手コンビニチェーンの「ローソン」などで支払い(決済)サービスを展開しており、今後コンビニでのビットコイン支払いが実現する可能性があります。

キャピタルペイメントサービスは、「Alipay(アリペイ)」という決済サービスを扱い、導入を行う企業で、高島屋ドン・キホーテ、ローソンなどの小売店で既に導入が行われています。

今回の提携によりAlipay決済サービスを導入している店舗ではビットコイン支払いを受け付ける事ができるようになる取り組みを進めていく方針で、もし実現すれば全国のローソンでビットコイン支払いが可能になります。

Alipay利用でのビットコイン決済
ビットコイン決済では、購入する際にQRコード読み取り等でビットコインウォレットからビットコインを送金します。送金したビットコインは、一度仲介であるbitFlyer社へ送られ、日本円に換算されて店舗へ送られる、というような仕組みになります。ビットコインの決済時間は最短10分ですが、今回のような取引所が間に入って行われる決済では即時での決済完了も実現が可能です。

旅行者などの訪日外国人が自国通貨を日本円に換える必要がなく、為替手数料がかからない事で店舗はより多くの消費を見込める事もビットコイン決済のメリットです。

ウォレット

ビットコインを保管する際はウォレット(財布)が必要です。ウォレットはいわゆる銀行口座のようなものです。ビットコインを保管し、送金する際には相手のウォレットを指定して送金をします。

ウォレットは、仮想通貨取引所などで登録すると作れます。このウォレットを作るときにIDとパスワードを登録しますが、これをウォレットIDと言います。

このウォレットからビットコインを送金したり受け取ったりするときは、ウォレットIDは使いません。これとは別に自分のウォレット内で、送金と受取用のビットコインアドレスを作成します。

このアドレスは、相手方に知らせても良い口座番号のようなものになります。

このビットコインアドレスは、取引所などで自動作成されますので、その都度相手方に教えてあげればよいだけになります。

長い文字列のビットコインアドレスは、スマートフォンで読み取れるQRコードに変換したりして使用することもできます。

ウォレットの種類

  • デスクトップウォレット(PC上の財布)
  • ウェブウォレット(Web上の財布)
  • モバイルウォレット(スマートフォン上の財布)
  • ペーパーウォレット(紙に印刷された財布)
  • ハードウェアウォレット(専用財布端末)
ウォレットの保有方法は大きく分けて三種類あります。クライアント型、オンライン型、それとオフライン型(コールドストレージ)です。

クライアント型のウォレットには、完全型と簡易型があります。ブロックチェーンをダウンロードするかしないかの違いです。

オフライン型
オフライン型とは、ビットコインをインターネットにつながっていない、安全なところに保管するウォレットのことです。ウォレットを紙に印刷しておく、ペーパーウォレットなどがあります。

オフライン型はインターネットにつながっていないため、一番安全と言えば安全ですが、今度は物理的な保管に気をつける必要があります。

デスクトップウォレット(パソコン上のウォレット)

「クライアント」「ソフトウェアウォレット」「デスクトップウォレット」などとも呼ばれています。

自分のコンピュータ上にインストールしてローカル環境で管理できる財布です。手軽に使用することが可能であり、なおかつ高機能である点やウェブウォレットよりもセキュリティに優れているのが利点ですが、最初のインストール・設定等が面倒なことが欠点です。

インターネットに接続しているオンライン環境ではもちろん、接続をしていないオフライン環境でも利用することができます。オフラインにしておくことで、ハッキング被害から守られるので、セキュリティに優れています。

現状最もおすすめできるのはElectrumです。

代表的なクライアント

  • Bitcoin core(ビットコインコア):完全型
  • Electrum(エレクトラム):簡易型
  • Copay(コペイ):簡易型
  • Multibit HD(マルチビット):簡易型(2017年7月に開発終了)
  • mSIGNA():完全型


完全型のクライアント
ビットコインが始まって以来の全取引履歴がダウンロードされるという特徴があります。

初回起動に数十時間かかる上に、起動毎に同期が必要であり使用までに時間がかかります。

ブロックチェーンは最低でも数十GBの容量があるため、ハードディスク容量に余裕が必要です。完全型のクライアントは容量が大きいためパソコン版での利用が基本となります。

簡易型のクライアント
簡易型(軽量型)のクライアントはブロックチェーンをダウンロードしないので軽いです。軽いのでライトウォレット(Light wallet)とも呼ばれていて、パソコン版やスマホ版など、たくさんの種類があります。

また、簡易型クライアントの中にはHDウォレットという種類のものがあります。

※ HDウォレットは、Hierarchical Deterministicウォレットの略です。このタイプのウォレットは、仮想通貨のプライベートキーを12個の単語に暗号化するというものです。この12個の単語を覚えておけば、デバイスが故障・紛失したとしても、別のデバイスに同じアプリをインストールすれば、ウォレット残高をSeedから復元することができるという特徴があります。(ドラクエで例えるなら、復活の呪文に相当)

ウェブウォレット(インターネット上の財布)

「ウェブウォレット」「オンラインウォレット」などとも呼ばれています。

ウェブウォレットは、オンライン環境で管理サービス会社が個人のビットコイン情報をまとめて管理するウォレットです。インターネットバンキングの口座のような感じです。

口座開設・設定が簡単で、どのコンピュータからもアクセスが出来るのが長所です。しかし、基本的にセキュリティ面はサイト管理者に一任されるため、信用できるサイトを選ぶことが重要です。

  • coincheck(コインチェック):日本語に対応している海外業者で信頼性も高く、世界的に有名なオンラインウォレットサービス。取引所は開いていません。
  • BlockChain(ブロックチェーン):ルクセンブルクに本社がある会社で、世界120カ国に無料でウォレットを提供。スマホのアプリと同期できる。
  • Coinbase:米国の金融機関の口座が必要なため日本では利用することは非常に難しい。取引所も運営しています。
  • Coinapult:Coinapultはパナマに本拠地をおく。特徴としては「 ビットコイン」の価格を固定する「Locks」という機能があります。
  • BitGo
  • GreenAddress
  • Xapo
  • Airbitz

モバイルウォレット(モバイル端末上の財布)

iPhoneAndroid上のアプリとして動作するサイフです。QRコードが利用できる点や持ち運びができる点で、実際の店舗利用には非常に便利です。

モバイルウォレットのアプリ

  • bitFlyer
  • coincheck
  • Zaif(ザイフ)
  • Bitcoin Wallet
  • Blockchain – Bitcoin Wallet
  • Coinomi
  • breadwallet(ブレットウォレット)
  • Copay(コペイ)
  • Mycelium(マイセリウム)
  • Bither

ペーパーウォレット(紙の財布)

アドレスと秘密鍵を印刷することにより、紙ベースで保管する方法です。通常、長期の保管が主目的であり、最も安全な管理方法の一つです。

ペーパーウォレットを万が一なくしてしまったら、プライベートキーをなくすのと同じなので、永久に復元ができなくなり、ビットコイン資産を完全になくしてしまいます。ですから、地震などの災害が起きてもプライベートキーをなくさないようにする必要があります。また紙をラミネートするなりして、犬やヤギに紙を食べられないように気をつけると言ったことも必要です。

ペーパーウォレットの提供元はbitaddress.orgが有名です。

ハードウェアウォレット(専用財布端末)

ビットコインを専用端末を使って、ビットコインなどの秘密鍵を管理、保管する方法です。USBメモリのような感覚で、PCやスマホに接続すれば簡単に使用できます。

専用の端末にビットコインを保管する方法です。基本的には長期的な保管用であり、オフライン環境下で保存することが可能であるため、ペーパーウォレットと並んでセキュリティに優れています。

仮想通貨の保存にはハードウェアウォレットと呼ばれる、インターネットに接続していないウォレットを使うことが推奨されています。

Ledger Nano S (レジャー・ナノS)

TREZOR(トレザー) KeepKey(キープキー)
KeepKey

KeepKey

ビットコインを入手する

ビットコインは日本円だけではなく世界中の通貨と替えることもでき、ブロックチェーンという技術で公正な取引を暗号化し、安全性を保っています。ビットコインを買うには国内の取引所にウォレット(口座)を作ることから始めます。

最初は、取引所で買ったビットコイン全てを一気に移動させるのではなく、小額を動かしてみて何分経ったらウォレットに届くのか、どれくらいの手数料をかけると早くなるのか実験してみることをお勧めします。

取引所からウォレットへ、逆にウォレットから取引所へと相互にビットコインを送金できることを自分で確認してから、大きな額を自分のウォレットに動かすようにしましょう。

ビットコインを取引所に入れている間はまだFXや株式取引で言う「業者」にお金を預けている状態です。自分のウォレットにビットコインを入れたら初めて自分の管理下にあると思うようにしてください。

国内で人気の取引所

主な取引所一覧

  • bitFlyer:2014年1月に設立。販売所形式がメインでしたが、2015年7月には取引所もオープン。
  • bitbank:2014年5月に設立。販売所のbitbank walletは、クレジットカードでビットコインを購入できる点が特徴です。先物取引も可能。
  • Btcbox:2014年3月に設立されました。
  • coincheck:2012年8月に設立されたコインチェック株式会社(2017年3月に改名)により運営されています。2014年8月にビットコイン事業に進出しました。
  • Kraken:2014年5月に設立された取引所です。2017年3月に取引所の名前がQUOINEXへと改称されました。最初はシンガポールで設立されましたが、2016年6月には本社機能が日本に移転されました。日本円・米ドル他多数の通貨とのビットコイン取引が可能。
  • Zaif:2014年6月に設立。元々ビットコインのウォレットサービスなどを提供していましたが、個人運営のetwingsというビットコイン取引所を買収するかたちで2015年3月に取引所サービスをスタートさせました。マイナス手数料という、取引を行うことによりユーザーが手数料をもらえるサービスが特徴です。
  • Lemuria:2015年12月に設立され、2016年3月末に取引所サービスをオープンしました。
  • BITPoint:2016年3月にエネルギー関連事業や中古車売買事業等を行う株式会社リミックスポイントの子会社として設立され、2016年7月に取引所サービスをオープンしました。
  • みんなのビットコイン:2016年12月にFXなどの金融デリバティブ事業を展開するトレイダーズグループの子会社として設立され、2017年3月に取引所サービスをオープンしました。
  • Fisco:2016年4月に金融情報配信事業を中心に行うフィスコ株式会社の子会社として設立され、2016年8月に取引所サービスをオープンしました。
  • Z.comコインbyGMO:2016年10月にインターネットインフラ事業を中心にFX・証券事業も行っているGMOグループの子会社として設立され、2017年5月末に取引所サービスをオープン。現物及びFXの取引が行えるのが特徴です。
  • ビットトレード:2016年9月に設立され、2017年3月に取引所サービスをオープン。

販売所と取引所の違い

販売所:割高だが確実に買える。販売所とのやりとり。(販売所が販売手数料を上乗せしている場合があるため割高)

取引所:割安だが確実ではない。買いたい人と売りたい人が集まってマッチングする。個人対個人のやりとり。

ビットコインは価格変動率が極めて高いです。

もしもビットコインの価格が暴落を始めたとします。さらに下落すると考えた場合、ここで売却したほうが有利です。

このような時、販売所では確実に取引ができますが、取引所では売り注文が殺到して売買が成立しないといった状態になることも考えられます。

どちらもメリット・デメリットはありますが、とくに理由がない限りは、『取引所』での割安な売買をおすすめします。

※ 取引所の中には「取引所」と謳っていても実態は「販売所」である取引所もあります。簡単な見分け方は、自分で価格を指定できるかどうかです。

取引所

本来ビットコインの買い手と売り手はOTC取引と言って、取引所を介さずに直接二者間で取引をすることができます。

しかし、基本的にインターネット上でやりとりをするので売買する相手はお互いにどこにいるのか、それ以前に信用できる人なのか分かりません。

それだと取引の効率が悪いので、取引所は市場という場を設けて、買い手と売り手に集まってもらい、取引が成立しやすい状態を作りあげているのです。

仮想通貨のトレード

大きく「現物取引」と「証拠金取引」に分けることができ、さらに証拠金取引は、「仮想通貨のFX」「先物取引」「信用取引」の3つに分けることができます。

ちなみに取引所や交換所(トレード)と呼ばれるものは、同じことを意味しています。

仮想通貨のFX(ビットコインFX)とは?

仮想通貨を利用した証拠金取引です。証拠金を預入れ、差金決済によりビットコインを売買できるサービスです。

bitFlyerではこのサービスを「bitFlyer FX」、GMOコインでは「仮想通貨FX」と呼んでいます。

FXとは?

FXとは、『Foreign Exchange』の略で、日本語では『外国為替証拠金取引』と言います。

外国為替取引』と『証拠金取引』が合体してできた言葉です。

外国為替取引とは?
日本円とドルやユーロなどの外国為替(通貨)を売買し、その通貨レートの差額で利益を得ることを目的とした取引のことです。

ビットコインFXの場合、日本円とビットコインなどの仮想通貨を売買することになります。

証拠金取引とは?
FXでは証拠金として口座にお金を預けておけば、預けた金額の何倍もの金額を使った取引ができるようになります。

これを『レバレッジ(Leverage)をかける』と言います。テコの原理。

ちなみに、レバレッジをかけない普通の取引を『現物取引』と言います。

信用取引

信用取引とは自分の保有する資金以上の資金を取引会社より借り入れて取引を行う方法です。多くの取引所で導入されています。強制決済(ロスカット)等の仕組みも当然あるので、証拠金維持率等の詳細は各取引所で確認してください。

ロスカット
一定の水準まで含み損が膨らむと強制的に決済されること。

先物取引

先物取引とは金融商品の一つで、将来のある期日にビットコインを現時点で決めた価格で取引を行うことです。取引に期日があり、期日を迎えると強制的に決済されるのが特徴です。bitflyerZaifのほか、海外取引所と提携しているbitbank(OKCoin)及びQuoine(BitMEX)で導入されています。

「仮想通貨のFX」と「先物取引」の違いは取引期限の有無。

「仮想通貨のFX」は、特に取引期限はないので、即時決済・1週間・1カ月・あるいは1年保有し続けようが取引する人の自由です。しかし、「先物取引」は、この日までに取引しなければ、自動的に決済されるという取引期限が存在します。

ビットコインFXのトレードスタイル 4種



スキャルピング

数秒~数分などの短時間に何度も取引を繰り返すトレード手法です。スキャルピングで勝ち続けるためには、非常に高度な技術が必要になります。

デイトレード

数分~数時間単位でトレードし、1日に何度も取引を繰り返すスタイルです。

スイングトレード

数日~1週間ぐらいの期間のポジションを持つトレードスタイルです。基本的には日足チャートなどを参考に、ポジションを決めます。

建玉(たてぎょく)… 取引している途中のものを、建玉(ポジション)という。

ポジショントレード

中長期投資のような形です。数週間~数年程度の長期間ポジションを持つ手法になります。

アービトラージ裁定取引

ビットコインを売買できる取引所は日本国内だけで10箇所ほどあります。それぞれの取引所の価格差を利用して、取引所間を貿易して利益を出すのがアービトラージという手法です。

アルトコインとは?

仮想通貨には大きく2種類のコインがあります。ビットコインアルトコインです。

ビットコインは言わずと知れた仮想通貨(暗号通貨)の王様。そして、ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコイン(alternativecoin)と呼びます。

アルトコインの魅力はボラティリティにあります。ボラリティとは、「価格変動の幅」のこと。

アルトコインの多くは、ブロックチェーンなどビットコインの技術を使い、ビットコインの欠点を補っているのが特徴。例えば、ビットコインだと承認作業に10分かかっていました。これを数秒で百や千単位の承認作業をこなすアルトコインもあります。

ビットコインは仮想通貨の世界では基軸通貨であるため、ビットコインを持っていたら「アルトコイン取引所」でアルトコインと交換することができます。現物の交換だけではなく、ビットコイン対アルトコインの信用取引だってできてしまいます。

ただ、アルトコイン・トレードは万人には適していないので、投機・投資に興味がある人だけが進んで良い道だと言えるでしょう。デマ情報もあるので短期の売買には向いていません。

仮想通貨を買った後は上昇を続けているうちは気絶(長期間売らずにホールドしておく)が一番おすすめです。

国内取引所で取り扱いしている仮想通貨の特徴まとめ

  • イーサリアム:Ethereum(ETH):契約を保存できる仮想通貨
  • イーサリアム クラシック:Ethereum Classic(ETC):イーサリアムから派生した通貨
  • リスク:LISK(LSK):Javasprictを利用している為技術者が参入しやすい
  • ファクトム:Factom(FCT):実は暗号通貨ではない
  • モネロ:Monero(XMR):匿名性が優れている
  • オーガー:Auger(REP):未来を予想することで利益が分配される
  • リップル:Ripple(XRP):Googleが投資している
  • ジーキャッシュ:Zcash(ZEC):取引内容を暗号化し匿名キーでのみ閲覧できる
  • ネムNEMXEM):マイニング(採掘)ではなくハーベスト(収穫)
  • ライトコイン:Litecoin(LTC):ビットコインを補完する通貨
  • ダッシュ:DASH(DASH):匿名性と即時取引

ビットコインの影響

アルトコインは、ビットコインと全く違う特徴を持っていたり、強化されているような部分もあります。

しかし、依然として「仮想通貨=ビットコイン」という構図を抜け出せていません。

2017年だとビットコインの分裂問題の際、ビットコインの価格が下がったことに関連し、ほとんどのアルトコインが値下がりしました。ビットコインに問題があれば、アルトコインも同じく悪影響を受けてしまうのです。

更には、「仮想通貨に欠陥があるのでは」と疑問に抱き、円やドルに換える人が出てきます。

仮想通貨の分裂

【画像】

ビットコインの分裂

取引量が増加するにしたがって技術的な問題(スケーラビリティ問題)が発生しています。このスケーラビリティ問題をさまざまな方法によって解決しようとする試みの一つが、ハードフォークです。

ハードフォークにより通貨が増えるように見えるのは、技術的な問題を解決するこの方法が「新しい仮想通貨のルールを作ること」であり、こうして作られたものが旧来のルールと互換性がないためです。そして、この新しいルールの設計方法が幾通りも存在することから、複数のビットコイン由来の仮想通貨が誕生するのです。

イーサリアムの分裂

イーサリアム・クラシックは、イーサリアムから分裂したアルトコイン。

その背景は、2016年6月17日、約65億円相当のイーサリアムが不正送金された事件。

ハードフォーク(仮想通貨のルールを変える際旧ルールを無視し、新ルールを新たに適用して旧ルールの互換性が無くなる事)を行うことで一時信頼を回復。

その際の対応に不満を持ったグループがハードフォークを拒否した結果、登場したのがイーサリアム・クラッシクです。

よって、値動きはイーサリアムに連動性があるというのが投資上の特徴となります。

また、値動きがそれほど激しくないので、堅実な投資に向いているでしょう。

暗号通貨のICOとは

暗号通貨で稼ぐ方法として通貨を発行するICOは、仮想通貨の上場を意味します。

ICO トークンとは、取引所に上場した通貨と引き換えられるクーポン券みたいなモノです。

【アニメ】クラシカロイドのムジーク発動時のセリフ一覧

NHK Eテレで放送されたアニメ『クラシカロイド』のムジーク発動時のセリフをまとめてみました。

第1楽章(第1シリーズ)
2016年10月8日~2017年4月1日(全25話)
第2楽章(第2シリーズ)
2017年10月7日~



クラシカロイド:ClassicaLoid

クラシカロイドとは、クラシック音楽の偉人たちと同名の謎の存在。そのクラシカロイドが暮らす音羽館の大家・音羽歌苗と、幼馴染で同じ高校に通う神楽奏助たちが織り成すドタバタコメディです。

クラシカロイドのムジーク一覧

ムジークとは、クラシカロイドがタクトを振るうことによって奏でられる不思議な現象。その超常現象とも呼べる現象が発動する時のセリフを以下にまとめました。

第1シリーズ クラシカロイド

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ドイツ語
「Spielen wir unsere Musik.(さぁ 音楽を奏でよう)」
シュピーレン ウィア ウンゼレ ムジーク


ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト
ドイツ語
「Hör mal, meine Musik.(聞け 私の音楽だ!)」
ヒュアメル マイネ ムジーク


フランツ・リスト
ドイツ語
「Musik ist Liebe, Leibe ist Musik.(音楽は愛 愛は音楽)」
ムジークイストリーヴェ リーヴェイストムジーク


フレデリック・ショパン
ポーランド
「W nicości tworzę muzykę.(私は虚無に音楽を描き出す)」
ヴ ニツォシチ トゥフジェン ムジケン


フランツ・シューベルト
「Lasst unsure Musik erklingen!(我々の音楽をならそう!)」
ラストゥ ウンゼレ ムジーク エアクリンゲン


テクラ・バダジェフスカ
ポーランド
「Ja gram.Ja modlic sie.(私は奏でる。私は祈る。)」
ヤ グラム ヤ モドリッシェ


ピョートル・チャイコフスキー
ロシア語
「пусть музыка принесет всем счастье.(音楽がみんなに幸せをもたらしますように)」
プースチ ムーズィカ プリニショート フシエム スチャーシチエ


ヨハン・セバスティアン・バッハ
ドイツ語
「Füge dich zusammen,meine Melodie!(湧き出よ、我が旋律!)」
フューゲ ディッヒ ツゥザメン マイネ メロディ

第2シリーズ追加クラシカロイド

ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー

アントニーン・レオポルトドヴォルザーク

まとめ

クラシック音楽をアレンジしているミュージシャンが豪華です。ベートーヴェン布袋寅泰、バッハをつんく♂ベートーヴェンの曲に元チャットモンチーのドラマー高橋久美子が詞を書いて西川貴教が歌う、などなど。

【アニメ】ダーリン・イン・ザ・フランキス(ダリフラ)主題歌は中島美嘉の「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」作詞作曲はHYDEが、編曲はHYDEとCarlos K.が共同担当

中島美嘉の新曲「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」が、1月にTOKYO MXほかでスタートする新作アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」(DARLING in the FRANXX) の主題歌に決定しました!



ダリフラ

作詞作曲はHYDEが、編曲はHYDECarlos K.が共同で担当しており、ストーリーとリンクした歌詞や疾走感あふれるサウンドが印象的な1曲に仕上がっているとのことです。楽しみですね!

中島美嘉HYDEがタッグを組むのは、2005年公開の映画「NANA」の主題歌として大ヒットした「GLAMOROUS SKY」以来約13年ぶりです。

映画NANAで覚えている印象としては、なぜBLACK STONESのシン(岡崎真一)を演じたのが松山ケンイチだったのか、ということ。原作のマンガでは細身で華奢な美少年のシンが、ムチムチボディーの青年になって唖然としました。

あと覚えているのは、俳優デビュー3年目の平岡祐太演じる遠藤章司がセリフ棒読みだったことも印象に残っています。しかしそれは過去のことで、現在では、いい役者に成長したと思います。

そしてシリーズ2作目となった映画NANA2では、前作ダブル主演の中島美嘉(大崎ナナ:ナナ)と、宮崎あおい(小松奈々:ハチ)だったのが、小松奈々役が市川由衣に変わってしまったところが映画を観る前から絶望的でしたね。市川由衣が悪いということではないです。大人の事情とはいえ、そこはスケジュール押さえておかないとダメでしょう。

前作で不評だったシンが本郷奏多に変わったのは逆に良かったです。

【評価】
NANAの前評判はよかった。興行収入もよかった。主題歌『GLAMOROUS SKY/中島美嘉』と挿入歌『ENDLESS STORY伊藤由奈』のCDセールスもよかった。

NANA2は、映画公開前のプロモーション期間があまりにも短かった。大失敗とは言わずとも成功はしなかった。でも、原作を全く知らないで映画を見た人は楽しめたんじゃないかなと思いました。


さて、ダリフラについてですが、アニメが楽しみというよりは、HYDEファンのわたしとしては主題歌が楽しみです。GLAMOROUS SKYのように、また英語の歌詞に翻訳してカバーしてくれないかなぁと思ってみたり。

「ダリフラ」のストーリー

彼らは夢を見る。いつの日か大空へはばたく夢を。

ガラスによって遮られたその空が、どれだけ遠いものだと知っていても。

遠い未来。

人類は荒廃した大地に、移動要塞都市“プランテーション”を建設し、文明を謳歌していた。

その中に作られたパイロット居住施設“ミストルティン”、通称“鳥かご”。

コドモたちは、そこで暮らしている。

外の世界を知らず。

自由な空を知らず。

教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。

敵は、すべてが謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。

まだ見ぬ敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。

それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。

かつて神童と呼ばれた少年がいた。

コードナンバーは016。名をヒロ。

けれど今は落ちこぼれ。

必要とされない存在。

フランクスに乗れなければ、居ないのと同じだというのに。

そんなヒロの前に、ある日、ゼロツーと呼ばれる謎の少女が現れる。

彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。

「――見つけたよ、ボクのダーリン」

スタッフ

【監督】錦織敦史
【副監督】赤井俊文
【シリーズ構成】錦織敦史林直孝(MAGES.)
【キャラクターデザイン・総作画監督田中将賀
メカニックデザインコヤマシゲト
【アクション監修】今石洋之
【ミストルティンデザイン】中村章子
【叫竜デザイン】岩崎将大
【美術設定】塩澤良憲
美術監督】平柳 悟
色彩設計】中島和子
【3Dディレクター】釣井省吾/雲藤隆太
【3DCG】スタジオカラーA-1 Pictures
【モニターグラフィックス】座間香代子
【撮影監督】佐久間悠也
【音楽】橘 麻美
【音響監督】はたしょう二
【編集】三嶋章紀
【制作】TRIGGER/A-1 Pictures

CAST

ヒロ/(上村祐翔)、ゼロツー/(戸松遥)、ゴロー/(梅原裕一郎)、イチゴ/(市ノ瀬加那)、ゾロメ/(田村睦心)、ミク/(山下七海)、フトシ/(後藤ヒロキ)、ココロ/(早見沙織)、ミツル/(市川蒼)、イクノ/(石上静香)

【ポケ森】どうぶつの森ポケットキャンプのチュートリアルプレイ動画。これからポケ森を始めようと思っている方へ!

Nintendo(任天堂)が提供するスマホ向けアプリゲーム『どうぶつの森ポケットキャンプ』のチュートリアル動画です。略称は“ポケ森”です。

現実と同じ時間が流れるどうぶつたちのいる世界。思いがけずキャンプ場の管理人になったあなたは、テントや家具を自由にレイアウトして、どうぶつたちが集まる、賑やかなキャンプ場を作ることに。。。



チュートリアルその1

ダウンロード後、進めていくと草彅剛さんに似た犬のとたけけがギターを弾きながらあなたに語りかけてきます。

とたけけ「今のキミは どんな気分? 一番近いのはどれかな」

・3つの選択肢
「自然にふれたい」
「遠くに行きたい」
「のんびり過ごしたい」

どれを選ぶかによって、最初に貰える家具やインテリアのテイストが変わります。

とたけけ「引き止めてごめんよ。それじゃあ、また、どこかで・・・」

場面が変わり、アバター作成。そして、キャンプ場に移動して、その1終わり。

チュートリアルその2

海に移動。浜辺で海釣りをして魚を釣ったり、浜辺に落ちている貝殻やサンゴを拾ったり、ヤシの実を揺すって採ったりすることが出来ます。入手したそれらのアイテムは、各エリアにいるどうぶつのお願いを叶えてあげるときに必要になります。果物や魚をあげると、お礼としてインテリアや家具を作成する時に必要となるいろいろな素材がもらえたり、バル(お金)が貰えたりします。どうぶつをキャンプ場に招待することができますが、キャンプ場にこの椅子があったら行くよ、あのテーブルがあったら行くよ、などなど言ってくるので、素材を使ってリクエストをクリアするとキャンプ場にどうぶつを招待することができます。

チュートリアルその3

その3で紹介するのは昆虫が採れるエリアです。飛んでいる蝶を採ったり、木に止まっている昆虫を捕まえることができます。タイミングを逃すと飛んで逃げていってしまいます。

チュートリアルその4

キャンピングカーの中に入ることができます。まずは1階の運転席があるスペース。運転席に座ることができます。また、イスやテーブルは移動させたり、アイテム袋にしまって他のものを配置させたりできます。

チュートリアルその5

はしごを登ってキャンピングカーの2階に移動。アイテム袋からイスやドラムセットを取り出して配置させてみました。ドラムをタップするとシンバルやタムを鳴らすことができます♪

チュートリアルその6

作成依頼をしていた「クールなテント」が完成したので、どうぶつのみんなを集めてお披露目会をしました。どうぶつたちも喜んでくれて友好度が上がりました。さらに、キャンパーラベルもアップ!

まとめ

以上が『どうぶつの森ポケットキャンプ』のプレイ動画でした。ポケ森をこれから始めようと思っている方へ、どんなゲームなのか感じが伝われば幸いです。ほのぼのした世界観が素敵な優しい気持ちになれるゲームです。

【猫】トルコのオッドアイの白猫、“純血”のヴァン猫とは? オッドアイと白い毛の遺伝的な関係に迫ります。

ターキッシュバン(Turkish Van)
ヴァン猫(ヴァン ケディシ:Van Kedisi)
ターキッシュアンゴラ(Turkish Angora)
アンカラ猫(アンカラ ケディシ:Ankara Kedisi)



純血のヴァン猫とは?

純血のヴァン猫を保護することの重要性を主張しているトルコのヴァン猫保護センター。その白さと、青色と黄色のオッドアイのみならず、泳ぎが得意なこと、顔の丸さや尻尾の長さなど、純血のヴァン猫の証しとして定義されています。

保護施設で生まれた “純血の定義” に当てはまらないヴァン猫はどうなる?

しかし、施設で生まれる猫の中にも、オッドアイではなかったり、真っ白ではなかったりと、純血の定義に当てはまらない個体も生まれてきます。そういった仔猫たちが、動物愛護家の元に譲渡されていきます。

しかし譲渡先は、同センターの管理区域内に限定されており、譲渡されたヴァン猫にはIDカードが発行され、第三者への譲渡・販売は禁止。海外への持ち出しも許されていません。

もちろん、同センターはアフターケアを欠かすことはなく、何か問題があった場合には、飼い主たちからの相談を受け付けてくれるという。

ヴァン猫の存在に疑問を投げかける声

けれども、ヴァン猫の存在に疑問を投げかける声も囁かれています。例えば『ターキッシュアンゴラ協会』は、ヴァン猫保護センターの主張を「生物学的・科学的な根拠に乏しい」とし、ただネコの見た目の美しさだけを闇雲に追い求めた間違った保護活動なのではないかと疑問を呈している。

また、オッドアイを持つ猫は、生まれながらにして耳が聞こえないことが多い。「その障がいを無視して、オッドアイの猫を生み出し続けることは間違っているのではないか」とも述べている。

純血だろうが、そうでなかろうが、ネコの命の価値には全く変わりはない。さて、ヴァン猫という品種は本当にいるのだろうか?

オッドアイ虹彩異色症

左右の目の色が違う虹彩異色症のことを、オッドアイと呼びます。「オッド(Odd)」には、奇数、不揃い、半端な、片方のなどの意味があります。

オッドアイ虹彩異色症)とは、左右の眼の虹彩色が異なっていたり、ひとつの瞳の虹彩の一部が変色していることです。何色と何色といった決められた組み合わせはありません。

その色の組み合わせは、片方が青色で、もう片方が橙色、黄色、茶色、緑色のどれかであることが通常です。一方が黄色で、他方が淡銀灰色あるいは淡青色の場合、日本では「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼ばれ、縁起の良いものとして珍重されてきました。

オッドアイを有する猫は、どのような毛色の個体にも存在するものの、白猫に特に多く、いわゆる純血種だと、ターキッシュバン、ターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルという3種に表れやすい。ジャパニーズボブテイルは、白い毛の面積が多い三毛に特に多く見られます。

白い毛と青い目の遺伝子

「白猫で青眼の猫」が聴覚に問題がでることがあり、オッドアイを有する猫は、青色の眼の側の聴覚に障害を持つことがあります。

シャム猫やヒマラヤンのようなポインテッドの猫は青色の目ですが、聴覚障害は発生しません。聴覚障害が起きるのは、ほとんどが白い毛の青色の目の猫で、これには遺伝学的な問題が関係しています。

突然変異で生まれる色素をまったく持っていないアルビノを除き、白い毛を作り出す遺伝子は二種類あります。

・W遺伝子「白色遺伝子」

ひとつはすべての色を覆い隠して白色にしてしまうW遺伝子「白色遺伝子」。これは優性遺伝子なので、猫の毛の色を決定するすべての遺伝子の働きを押さえ、他の毛色を消してしまう(隠してしまう)などの意味から「マスキング遺伝子」(遮蔽遺伝子)などとも呼ばれます。

・S遺伝子「白斑遺伝子」

そして、もうひとつは黒白や茶白などのように、部分的に白い斑を作るS遺伝子「白斑遺伝子」です。S遺伝子は、身体の一部分に白色の斑を作ります。

青い目と聴覚器官に強い影響を及ぼすのは、他のカラーを隠して全身を真っ白にしてしまうW遺伝子だと考えられています。

W遺伝子には、毛の色素の細胞(メラノサイト)がありません。メラノサイトの欠乏が目の色素にまで影響を及ぼすと、目が青くなります。青い目は、目の色が青いから青く見えるのではなく、目の色素が欠乏しているから青く見えるのです。

聴覚障害は、内耳の蝸牛(かぎゅう)内にある音の感受器官(コルチ器)がうまく形成されないと起こります。コルチ器も色素の細胞(メラノサイト)と同じ細胞から分化するので、W遺伝子によってメラノサイトが欠乏するとコルチ器も影響を受け、聴覚障害を起こすといわれています。

このように、被毛と虹彩と聴覚という3器官が形成される過程では、すべてにメラニン形成細胞(メラノサイト)が関わっています。W遺伝子がどの程度までメラノサイトを欠乏させるかで、白猫の目が青くなるか、耳が聞こえなくなるかに影響を及ぼすようです。

ブルーアイの白猫で聴覚障害があるのは60~80%程度。そしてブルーアイ以外の目色の白猫の10~20%にも、聴覚障害があるらしいといわれています。また、オッドアイのブルーアイ側の聴覚障害は、30%~40%ほどといわれています。このほか、若い頃はちゃんと耳が聞こえていたはずなのに、5~6歳を過ぎてから難聴になってしまったブルーアイの白猫もいます。

このように白猫のブルーアイ、そして聴覚障害についてメカニズムがわかってきていますが、実際はもっと他の遺伝子が複雑に関わっていると考える研究者もたくさんいます。まだまだ猫の世界には不思議がいっぱい。これから、もっと新たな要因が発見されるかも知れません。

色素がない青い目、そして白い猫は直射日光に弱いので、もし白猫を飼っている方は、注意してあげて下さい。また、万一聴覚障害があったとしても、慣れた室内での生活にはさほど心配はありません。ただ、寝ているときなどにいきなり触ったりせず、猫のそばで足音を立てるなど振動で知らせる習慣をつけて下さい。ブルーアイ、そしてオッドアイの猫のとても美しく神秘的な瞳には、思わず引き込まれてしまいます。

【猫】ターキッシュアンゴラとは? 優美でエレガントなトルコ発祥の猫

トルコ発祥で有名な猫種といえば、ターキッシュアンゴラとターキッシュヴァンです。今回は、ターキッシュアンゴラについて詳しく解説したいと思います。

トルコ語では、ターキッシュアンゴラAnkara Kedisi:アンカラ・ケディシ(アンカラの猫)ターキッシュバンVan Kedisi:ヴァン・ケディシ(ヴァンの猫)と言われていて、どちらの純血種も原則国外持ち出し禁止で保護されています。純血種とは、被毛が真っ白な白猫で、オッドアイならなおいいとされています。これは、宗教上の理由も含まれているようです。

専門家により僅かにトルコ国外に持ち出され、海外で繁殖されたのがターキッシュアンゴラやターキッシュバンです。





ターキッシュアンゴラ

【英語表記】Turkish Angora
【原産国】トルコ
【公認団体】CFA、TICA、FIFe
【毛種】長毛種

ターキッシュアンゴラの歴史

ターキッシュアンゴラは、猫の中でもかなり歴史が深く、トルコでは「生きる国宝」と言われるほど大切に扱われています。

ターキッシュアンゴラは、トルコの山岳地帯で自然に発生したと言われる土着の猫です。 名前の「ターキッシュ」はトルコを意味し、「アンゴラ」は現在のトルコの首都であるアンカラの昔の呼び名です。

マヌルネコを祖先に持つと言われており、中央アジアの野生種であるマヌルネコから進化した小型の猫が、タタール人により飼いならされたと推測されています。

最も古い記録は1600年代に残されており、その当時の記録にはすでに「長く美しい被毛を持つ白い猫がいた」と記されています。少なくともそこから数百年は古くから存在したと推定されています。

白い長毛の優美な姿のアンカラ猫は、ヨーロッパをはじめ世界中に持ち込まれて王侯貴族や上流家庭に愛され、人気となりました。特に1700年代の中世フランスでは、ルイ16世マリー・アントワネットの愛猫として知られていました。

1800年代に入ってもターキッシュアンゴラは人気の猫でしたが、1900年代初期になるとペルシャ猫の改良のため繁殖プログラムに取り入れられ、1900年代半ばになるとペルシャ猫に人気が移ってしまい、いつしかトルコ国外でターキッシュアンゴラは姿を消してしまいました。その後、長毛の猫が単に「アンゴラ」と呼ばれた時代が長く続きます。

以降、トルコでは、ターキッシュアンゴラが国外で繁殖されることで、その特徴が失われることを懸念し、保存していた猫たちを譲渡することに大変慎重になりました。

次に、第二次世界大戦でトルコにいるターキッシュアンゴラが絶滅の危機に瀕してしまいました。原産国であるトルコは、美しい宝石のような猫を国の宝として、首都アンカラの動物園でターキッシュアンゴラの保存を進めることにしたのです。

1950年代に、ひとりのアメリカ軍人が、アンカラ動物園でターキッシュアンゴラを見初めました。しかし、アンカラ動物園は猫たちの譲渡に難色を示しました。当時も、そして今現在も、ターキッシュアンゴラは大変高級な猫であり、イスラム教の神であるアラーの愛した猫として、一般家庭で飼育されることも非常に少なく、入手困難な猫なのです。

結局、1962年になってようやく、アメリカ軍人ウォルター・グラント大佐の妻であるリーザは、夫を通じてターキッシュアンゴラの雌雄一組を譲り受けることができました。彼ら以外にも数人のアメリカ人や軍人がターキッシュアンゴラを譲り受けて持ち帰り、この時の猫たちを基盤にアメリカで改めてターキッシュアンゴラの育種が始められることになりました。ターキッシュアンゴラは、アメリカでも人気が上昇し、繁殖と育種は順調に進みました。

1968年にアメリカの愛猫家の血統登録団体CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.,)に登録され繁殖が続き現在に至ります。

種を守るために CFA(猫愛好家協会)で登録されているターキッシュアンゴラは、祖先が全てトルコのターキッシュアンゴラでなければ登録できないという厳しい規定を設けています。

1968年にCFAは白色のターキッシュアンゴラの登録を認め、1978年には色の付いた被毛のターキッシュアンゴラも正式に登録されました。現在では、ほとんどの猫血統登録団体が猫種として公認しています。

ターキッシュアンゴラの特徴

体つき
  • 長毛のため実際の体格より立派に見えるが、触ってみると細身で筋肉質
  • 中型のフォーリンタイプ
  • 平均的な体重はオスが3.1kg~4.6kg、メスが2.4kg~3.7kg
  • くさび型の頭部
  • 付け根の広い大きな耳
  • 耳の先はとがっている
  • 少しつり上がっている
  • アーモンド形の丸い目
  • 目の色は多様で、青、緑、琥珀オッドアイなどが存在し、すべてが公認されている

目の形は大きなアーモンド型で少しつり目、目の色はサファイアブルー、ブルー、アンバー、グリーンなど、毛色同様に様々なカラーの目が公的に認められています。

サファイアブルー、ブルー、グリーン、ヘーゼル、ゴールド、オレンジ、カッパー、それらを併せ持ったオッドアイなど。

被毛
  • シルクのように滑らかな手触り
  • 長毛のシングルコート
  • 幅の狭い胸元は飾り毛に囲まれている

毛色は、白い個体が多い傾向にあります。昔はターキッシュアンゴラの毛色は白に限るとされていたようですが、現在はホワイトに代表されるソリッドやタビー、ブラック、シルバー、キャリコ、バイカラー、スモークなどあらゆる色が存在し、ラベンダー、チョコレート、ポイント以外のすべての毛色が公認されています。

ターキッシュアンゴラは、トルコの首都アンカラ周辺の生まれ。世界の猫の長毛種の先祖と言われます。他の長毛種はほとんどダブルコートと言って、短くてふわふわのアンダーコート(下毛)と、長くてはりのあるオーバーコート(上毛)があるのですが、ターキッシュアンゴラはシングルコートで、長いふわふわのオーバーコートしか生えていません。この特徴はとても希少で、他の猫と混血すると消えてしまうので、種の保護がとても大事とされています。

細く繊細で美しく光る長い被毛はターキッシュアンゴラの特徴の一つで、手触りは大変滑らかで柔らかく絹のような触り心地です。シングルコートなので、ブラッシングの際にもつれることがあまりなく、長毛種についてまわる被毛のお手入れが比較的楽であるとも言えます。

尻尾
  • ふさふさしていて長い

ターキッシュアンゴラの性格

ターキッシュアンゴラは、自由が好きで束縛を嫌い、「歌いながら歩く猫」「バレリーナのような猫」と、まるで芸術家のように比喩されますが、家族みんなに愛されることよりも、猫自身のお気に入りのひとりと親しむことを好むタイプの猫です。

他の猫や犬などのペットと仲良くできるかどうかは、お気に入りの人間の意識が常に自分に向いているかどうかによります。基本的に多頭飼いには不向きですが、常に自分が1番であれば、他の動物や家族ともうまく付き合っていけます。

ターキッシュアンゴラの飼い方

自由気ままで束縛されることを嫌う猫らしい性格をしています。いつでも好きなだけ抱っこができるなど、そういったコミュニケーションの取り方は難しいでしょう。

大変頭の良い個体が多いので、トイレの場所の躾けなどで苦労することはほとんどありませんが、その賢さゆえに好物が置いてある場所などもすぐに覚えてしまい、手先も器用なので引き戸や棚の引き出しくらいなら開けてしまうので気を付けましょう。冒険心があり好奇心旺盛な性格をしているので、自分で戸を開けて外に出てしまう子もいます。網戸などは簡単に手で開けてしまいますから、戸締りはしっかりしておきたいものです。

デリケートな面もあり、自分に向けられている愛情がどの程度のものなのかを察知する能力に長けているとも言われます。自分の気に入った相手が自分を一番に思っていないと感じた場合や、多頭飼いで自分が一番に扱われていないと判断した場合などは、ストレスを感じて体調を崩してしまうこともあるので、多頭飼育は避けた方が無難と言えます。

活発で遊び好きで好奇心が強く、チェストの上など高い所に駆け上がってしばしば下を眺めていたりします。そこから飛び降りたりするので、キャットタワーなどを用意し、上下運動ができる環境を整えてあげましょう。

ターキッシュアンゴラは、ミディアムロングのシングルコートでからみにくいですが、毛量が多いため、コーミングを週に一度以上は行ってあげましょう。

ターキッシュアンゴラの気を付けたい病気

土着の歴史が長い純血種であり、遺伝性疾患は比較的少ないとされているターキッシュアンゴラですが、「Ataxia」と呼ばれる運動失調症の発症確率が他の猫より高いとされています。発症すると成猫に達する前に亡くなってしまいます。この病気は小脳の異常が原因と推定されていますが、猫においては詳しいことはよくわかっていません。

ターキッシュアンゴラは、純血の猫で時々見られる肥大型心筋症になりやすい傾向があるとも言われています。遺伝的傾向であれば2~3才程度で、その兆候が見られることが多くあります。遺伝でなくても、中高齢以上になると多くの猫種で発症しやすくなります。 若猫であるのにもかかわらず、運動をしたがらなくなり、寝てばかりいるような状態であれば、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

古い歴史があり、細身で筋肉質のしなやかな身体に細く柔らかいカシミヤのような毛とふさふさの尻尾を持つ、優美でエレガントな猫、ターキッシュアンゴラ

賢く、自由気ままで好奇心旺盛、気に入った相手には惜しみない愛情を注ぐという、とても猫らしい性質をもった魅力的な猫であると言えるでしょう。

【猫】ターキッシュバン(Tukish Van)とは? トルコ発祥の「生きる宝石」と名高い希少種の猫について

ターキッシュバンとは、トルコで自然発生した希少な猫で、非常に古い歴史を持つユニークな猫種です。いつごろから生息するのか詳細は分かっていませんが、起源は紀元前に遡ることが出来るようです。

ちなみに、名前が似ている「ターキッシュアンゴラ」とは住んでいる地域が異なる別種の猫です。

ターキッシュバンの解説をするうえで、ややこしいことが二点あります。一点目が『Van』の表記。二点目がターキッシュバンとヴァン猫の違いです。

・『Van』の表記について

トルコ語では語頭にくる『Va』は「ワ」と発音するそうです。したがって『Van』は、トルコ語では「ワン」という発音に近くなりますが、英語では「ヴァン」または「バン」という発音になります。その為、カタカナ表記にしたときに資料によってワン猫だっりヴァン猫だったりします。ここでは、ターキッシュバン、ヴァン猫といったように『Van』をとくに統一せずに広く使われている方の表記を採用します。

・ターキッシュバンとヴァン猫の違い

ターキッシュバンは、トルコ国内ではヴァン猫(Van Kedisi:ヴァン ケディシ / ヴァンの猫)と呼ばれ、純血種は被毛全体が真っ白の白猫であるという原則があります。瞳の色は琥珀色または青色で、これらを併せ持つオッドアイなら尚いいとされています。トルコでは、ターキッシュバンとは別種の希少な猫で「トルコの生きる宝石」との呼び声もあるほど希少な猫です。

また、ターキッシュアンゴラも同様に、アンカラ(Ankara Kedisi:アンカラ ケディシ / アンカラの猫)と呼ばれて区別され、こちらもヴァン猫同様に純血種は原則国外持ち出し禁止で保護されています。

専門家によりわずかに持ち出され、海外で繁殖されたのがターキッシュバンやターキッシュアンゴラということになりますが、何世代も隔絶しているうちに、なんだか違う猫っぽくなりつつあります。





ターキッシュバンの歴史


最も古い記録

ヴァン猫に関する最も古い記録は、アルメニアの高地で発掘された宝飾品に確認できます。紀元前1600年から1200年頃にアナトリア半島に王国を築いたヒッタイト王国の出土品に、頭に模様のある中長毛種の白い猫が貴金属に彫られていたとされます。

また、西暦75年頃にローマ帝国が侵攻してきた際の記録に、頭部と尻尾に柄のある猫の絵が軍隊の旗に描かれていたことも、ヴァン猫が最古の猫種のひとつだと考えられている理由です。

ヴァン猫は、摂氏50度にまで気温が上がり、冬はマイナス40度にもなる過酷な環境の中を生き延びてきました。また、ヴァン湖の水は炭酸を多く含んでおり、ヴァン猫はその湖の水を飲み、その湖の魚を取るために、水にも慣れなければなりませんでした。

ヴァン猫の発祥地トルコ

ヴァン猫の発祥地は、トルコ東南部のヴァン湖周辺アルメニア、イラン、イラクなど中東とロシアに隣接する山岳地域と言われています。

ヴァン湖は、標高1720mにあるトルコ最大の青く美しい塩水湖で、周囲を美しい山々に囲まれています。湖には僧院や教会が建てられている島々があり、その中でも歴史的に重要な島とされるアクダマル島には、外壁に旧約聖書の美しいレリーフが残る、10世紀頃のアルメニア教会があります。

古代から人の暮らしのあるこのヴァン地区の近くには、ノアの箱舟の伝説が残る標高5137mのアララトの山々がそびえ立つ気候条件の大変厳しいエリアです。

トルコの情報源では、ヴァン猫はモンゴルのアルタイ山を超えて、イランの高地/コーカサスを経由してヴァン地区に入ってきたことが記録されており、ターキッシュバンと言う品種名は、この猫種が派生したヴァン地区に由来しています。

ヴァン猫の発見

1955年に二人の英国人女性、ジャーナリストのローラ・ラシントン(LARUA LUSHINGTON)と写真家のソニア・ハリデー(SONIA HALIDAY)は、トルコ観光局からの依頼でトルコ南東を取材旅行していました。(二人は、旅行者またはアンカラ猫の調査をしていたという説もあります)

ヴァン湖付近を散策していると、アンカラ猫に良く似たカシミヤのように柔らかい中長毛の猫を発見しました。しかし、アンカラ猫が真っ白であるのに対し、その猫は白い体に、頭と尻尾に赤毛の独特のバンパターンが見られました。アンカラ猫より大きくて筋肉質なそれらの猫は、ヴァン地域の過酷な気候、地理的条件から自然淘汰され、遺伝子的にも安定した種のようでした。

それらの猫は、アンカラ猫(ターキッシュアンゴラ)とは異なる猫種であり、ヴァン湖(Lake Van)の近くに起源を持つことからヴァン猫(ターキッシュバン)とされ、アンカラ猫とは区別されました。

二人はトルコ南東の海岸線を取材旅行中、Van-Guzelli Iskenderun と言う名前のメスのヴァン猫を譲り受け、その後イスタンブールで滞在していたホテルのオーナーから Van Attila Stambul Byzantinum という名前のオスのヴァン猫を譲り受けました。

譲り受けた2匹の仔猫を連れて旅行を続けていたある暑い日、仔猫たちが水遊びをして涼を取っているのを見て二人はとても驚きました。

ヴァン猫、イギリスへ渡る

2匹の猫は6ヶ月の隔離検疫を経てイギリスへ輸入されました。当時この猫種は世に全く知られておらず、スイミング・キャット(The swimming cat)として広く知られることになりました。

また、スイミング・キャットの特徴的な被毛のパターンにも着目され、繁殖されることになりました。その後の4年間の交配でも、親猫と同じパターンの毛色の仔猫を産み出しました。仔猫が両親とまったく同じバンパターンを持って産まれてきたことから、純血種であることを確証しました。

1959年、二人は再びトルコに足を運び、さらに一組のヴァン猫をトルコから輸入し、繁殖家のアドバイスを受けながら猫種登録を目指しました。

ちなみに、この4匹は全てのターキッシュバンの先祖となっており、今でも直系の血縁を持つ子孫が残っています。

そして、原産国トルコのアンカラ大学によりヴァン猫が自然発生の猫種として認められました。1969年にはイギリスの猫血統登録団体GCCFで、ナンバー13dの純血種の猫として品種認定されました。1970年にはFIFeでも認められました。

当初は単にターキッシュキャット(トルコの猫)と呼ばれていましたが、ローラとソニアがブリーディングをやめた後、バン(ヴァン)という名前が付け加えられ、ターキッシュ・バン・キャットとなりました。

その一方で、1970年代から輸入が始まっていたアメリカでは、ターキッシュバンはあまり人気ではなかったようです。当時のターキッシュバンは、もともと持っていた野生の性質もあり、気性が荒く人に懐きませんでした。そうした中、フロリダに住んでいたリアーク夫妻はフランスとオランダからターキッシュバンを輸入し、交配の仕方や育て方に注意を払い繁殖を行いました。22匹の仔猫が産まれると、穏やかで人間と共に暮らすことができる性格の猫になるように愛情を注ぎ、人間の子供と仔猫を一緒に育てました。

すると徐々に人気が出始め、1982年にCFAとTICAという大きな猫血統登録団体に公認されることになりました。

なお、ターキッシュバンはターキッシュアンゴラ同様、現在はアンカラ動物園とアンカラ大学の協力で、種の保存のために血統管理のもと、飼育されています。

ターキッシュバンの特徴

体つき
  • がっちりとした筋肉質。
  • ロング&サブスタンシャルタイプなので、胴が長くて、サイズは中型よりやや大きめ。
  • 胸のあたりまでの幅が広い。
  • お腹には飾り毛が見られる。
  • 平均体重はメスが4kg〜5.5kg、オスが4kg〜6.5kgほど。
  • 幅が広い。
  • くさび型(V字型)をしている。
  • 丸顔。
  • 首回りには襟毛がある。
  • 間隔が広く、離れてついている。
  • 一般的な猫よりも大きめ。
  • 耳の内側に飾り毛がある。
  • 大きくて、丸い。
  • ややつり上がったアーモンド型をしている。
  • 目の下にくぼみが見られる。
  • 色はブルー、琥珀色(アンバー:ブランデーような赤みがかった黄色)、オッドアイ(ブルー×アンバー)

オッドアイの正式名称は虹彩異色症といいます。という字が使われてますが、これは何らかの疾患という意味ではなく「左右の虹彩の色が違う状態」を指します。

虹彩と被毛と聴覚の3つの器官が形成される過程では、全てにメラニン形成細胞(メラノサイト)が関わっています。

真っ白な猫が生まれてくる理由は、白猫遺伝子(W遺伝子)が色素の働きを抑制しているためです。

メラノサイトの欠乏が目の色素にまで影響を及ぼすと、目が青くなります。青い目は、目の色が青いから青く見えるのではなく、目の色素が欠乏しているから青く見えるのです。

耳の中の感受器官であるコルチ器は、メラノサイトと同じ細胞から分裂を繰り返して形成されます。そのため、W遺伝子によってメラノサイトが欠乏するとコルチ器も影響を受け、聴覚障害になりやすいといわれています。

以上のことから、目が青い猫は聴覚障害を持っている割合が高くなります。また、オッドアイの場合は、青い目の側の耳に聴覚障害が起こる割合が高くなります。もちろん目が青くても正常な耳の猫もいます 。

万一聴覚障害があったとしても、慣れた室内での生活にはなんの心配もありません。ただ、寝ているときなどいきなり触ったりせず、猫のそばで音を立てるなど振動で知らせる習慣をつけて下さい。

被毛
  • セミロングのシングルコート(オーバーコートと呼ばれる上毛だけを持っている)
  • 手触りは柔らくて、シルキー。
  • 理想的なのは、混じりけのない白一色の胴に、頭と尻尾だけにある縦模様(バンパターン)
  • 肩甲骨の間に、斑点模様が入ることもある。
  • 水を弾きやすい作りになっている。
  • 毛色は、登録団体によって基準が違う 例)白一色、毛の先から根元までが白一色のみのソリッド&ホワイト、縞模様のタビー&ホワイト、2色以上がカラフルなモザイク模様になっているパーティカラー&ホワイトなど。

被毛はミディアムロング。胴体の白く艶やかな毛並みは、寒暖の差の激しいアナトリアの大地で暮らしていたためか、まるでカシミアかビロードのような手触り。

最大の特徴は被毛のパターンで、頭部と尻尾以外は白であるということです。このパターンを「バン・パターン」と呼び、この猫種の特有のものであったことから呼ばれるようになりました。

尻尾
  • ボリューム感があり、ふさふさとしている。
四肢
  • 水かきがある。
  • 四肢や足の先には、飾り毛が見られる。

ターキッシュバンの性格

同じくトルコを発祥の地とするターキッシュアンゴラよりも市民的な猫。ターキッシュバンは、活発で走ることや遊びが大好きです。

表情は豊かで愛情深く、冷静で落ち着いています。ターキッシュバンの気質においては、品種というより遺伝的な傾向が強く、幼猫期の母猫からの愛情による影響が大きいタイプの猫と言われています。

仲間を作ることが好きな猫で、人間だけでなく犬などであってもリーダーシップを発揮する相手に懐いていくという、賢く従順な面があります。

自立心と依存心のバランスが丁度よく、安定した性格です。友好的な性格で、多頭飼いしやすいです。

ターキッシュバンの飼い方

一般的な猫は狭いところが好き。ところがターキッシュバンは、狭いところが苦手な傾向があるので、 室内で自由に過ごさせてあげるようにしましょう。ケージに長時間閉じ込めたままにするのはお勧め出来ません。

また、とても賢く処世術にも長けており、飼い主はもちろん他の動物においても、リーダーシップを発揮する相手に従順に懐くという面を持っています。既に犬を飼っている方でも、ターキッシュバンなら受け入れらるかもしれません。

ターキッシュバンは、特に若猫時代までは非常に遊びが好きで、ネズミ捕りなどのハンティングはもちろん、高い所に飛び乗ったり、飛んでいる虫を追ったりもします。やや大きめの体格をしているので、キャットウォークやキャットタワーなどは安定したものを用意して、足場になる場所は整理しておくなど危険防止に心掛けましょう。

ターキッシュバンは水泳猫といわれるだけあって、被毛は防水性に富んでいますが、これは皮脂が被毛を包んでいることによります。過剰な皮脂は皮膚病の原因になりますので、定期的にシャンプーを行ってあげましょう。シングルコートで毛玉ができにくいですが、美しい被毛を保つため、週に数度のブラッシングかコーミングで、もつれを解いてあげましょう。

水に対して抵抗のない個体も多く、子猫は流れている水にじゃれつこうとすることがしばしばあります。水洗トイレや風呂、洗濯機は要注意です。ふたや扉をきちんと閉めておくようにしましょう。魚を飼っている家では、水槽に何らかの防御策を講じなければいけません。

別名スイミングキャットと呼ばれていますが、水に入るのが好きというよりは、他の猫に比べると水を怖がらないといった程度の意味合いです。

ターキッシュバンの気を付けたい病気

古い時代から存在している土着の純血種であるターキッシュバンは、遺伝性疾患が少ない頑強な猫です。

鼻筋や耳先など毛の薄い部分が、やや紫外線に弱い傾向がありますが、室内飼育をしている限りではまず問題がないとされています。

ターキッシュバンは、猫では少ないとされる血液型B型を持つ個体がやや多くあります。 猫の輸血は血液型か異なると劇症の免疫反応を起こしてしまうことがあり、最悪の場合は死に至ります。

避妊去勢を考えている時や手術の必要な疾患に見舞われた時に備えて、血液型の検査をしておくのが良いかもしれません。

輸血における拒絶反応

輸血における拒絶反応とは、型が異なる血液を輸血することで赤血球が凝集や溶血を起こし、正常に機能しなくなってしまうこと。ターキッシュバンにおけるB型の割合は50%を超えていると推計されるため、万が一A型の血液を間違って輸血してしまった場合、重篤な拒絶反応が起こると考えられます。

新生子溶血

新生子溶血とは、B型の母猫がA型の子猫に対して初乳を与えたとき、拒絶反応が起こって赤血球が破壊されてしまう現象のこと。最悪のケースでは死亡してしまいます。もし母猫がB型で、生まれてきた子猫がA型というミスマッチが起こった場合、子猫の赤血球と母乳由来の血漿成分が拒絶反応を起こし、新生子溶血を引き起こしてしまう危険性が大です。

ターキッシュ・ショートヘア(英:Tukish Shorthair)

【原産国】トルコ
【起源】古代
【発生スタイル】自然発生
【別名】アナトリアン(Anatorian)、アナドル・ケディシ(Anadolu Kedisi)、アナトリ(Anatoli)
【異種交配種】ターキッシュ・バン(遺伝子プールを広げるために許可されている)
【毛種】短毛種
【体型】サブスタンシャル
【公認血統登録団体】WCF

この猫は、短毛版のターキッシュ・バンです。被毛が短いこと以外はターキッシュ・バンと同様の特徴を持ちます。

ターキッシュ・バンやターキッシュ・アンゴラと同じように、トルコで自然発生しました。自然発生は、「ナチュラルブリード」と言われ、その地域の環境に適応するための特徴が見られたりします。

トルコの多くの地域で見かけることが出来ますが、アメリカやヨーロッパに輸出された多くの猫はターキッシュ・バンとして登録されています。

オランダで繁殖計画が始まり、現在はドイツやチェコ、イギリスでも繁殖行われています。

ドイツの愛猫団体WCF(世界猫連盟)は、2000年8月にこの猫を公認しました。

別名のアナトリアンについて

小アジアをさす古代地方名「アナトリア(Anatolia)」が由来。ギリシア語「日の出」の意に由来する。トルコ語ではアナドル Anadoluと呼ばれ、トルコのアジア部分を指します。