動画配信を行う衛星放送サービスやVOD(Video On Demand)を運営する会社の基本情報や各サービスの特徴、おすすめチャンネルなどをまとめてみました。比較検討する際に参考にして頂ければ嬉しいです。
VODとは、映像配信サービスにおいて視聴者が任意にコンテンツを選択できるサービスのあり方のことをいいます。
SVODとは「Subscription Video On Demand」の略で、定額制動画配信の意味です。単位期間ごとに所定の料金を支払い、対象期間中は映像コンテンツを見放題という種類のコンテンツ配信サービスのこと。hulu、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、dTVなど。
PPVとは「Pay Per View」の略で、作品やシリーズごとの都度課金システム。PPVの中には、買い切り型の「EST」とレンタル型の「TVOD」があります。
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「EST」とは「Electric Sell-Through」の略で、ダウンロード動画販売という意味です。ネット上でメディアファイルを購入してダウンロードするサービス形態です。元々は、コンテンツファイルデータを自分のストレージに保存し、自分の所有権にできる形態を指していました。最近では、自分のPC等のストレージ上には保存せずに、購入した先のサービス上で無期限でコンテンツを楽しめるタイプもESTに含まれているようです。
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「TVOD」とは「Transactional Video On Demand」の略で、都度課金型動画配信という意味です。もう少しわかりやすく言うと、レンタル型動画配信サービスです。ESTに似ていますが、価格が安価な代わりに、視聴できる期間が1週間など制限があります。つまりESTとTVODの違いは、視聴できる期間に制限が無いかあるかの違いです。TVOD専門のサービスはほとんどなく、ESTなどと組み合わせて使われることが多い形態です。
- スカパー!
- スカパー!オンデマンド
- スターチャンネルの「インターネットTV」
- WOWOW
- Netflix
- Hulu
- Amazonプライム・ビデオ
- dTV
- dTVチャンネル
- DAZN(DAZN for docomo)
- ひかりTV
- auひかり テレビサービス
- J:COMオンデマンド
- U-NEXT
- FODプレミアム
- TSUTAYA(ツタヤ)
- ゲオTV
- GYAO!
- DMM
- DOKUSO映画館(ドクソーエイガカン)
- ニコニコチャンネル
- まとめ
スカパー!
『スカパー!』(英称:SKY PerfecTV!)とは、スカパーJSAT株式会社が運営する有料多チャンネル放送、ストリーミング動画サービスのブランド名です。
基本料390円/月(税込み429円)に、お好みで契約するチャンネル・パック・セットの料金がかかります。加入月は、視聴料0円。さらに、加入後<2週間>は約70チャンネルを視聴料無料で視聴できます。
契約チャンネルに応じて、スカパー!オンデマンドのチャンネルが無料または割引価格で視聴できます。
スカパー!は、インターネット環境が無くてもアンテナを設置すれば観ることができます。また、NTT東日本/NTT西日本が提供するフレッツ光系回線でも視聴することができます。「auひかり」では利用することはできません。
アンテナの場合、プレミアムサービスへ新規加入で1年以上の利用契約などを条件にアンテナとチューナーが0円になるプランもあります。
チャンネルとパック・セットを一部ですがご紹介します。チャンネル単体よりパック・セットの方がお得なのはもちろんのこと、パックやセット同士を組み合わせるとさらにお得な割引サービスもあります。(税抜き表記)
- Ch.667 / CS333 AT-X(アニメシアターX)1,800円/月
- Ch.670 / BS236 アニマックス 739円/月
- Ch.621 WOWOWプライム、Ch.622WOWOWライブ、Ch.623 WOWOWシネマの3チャンネルセット料金 2,300円
- Ch.625 / BS200(BS10) スターチャンネル1、Ch.626 / BS201 スターチャンネル2、Ch.627 / BS202 スターチャンネル3の3チャンネルのセット料金 2,300円/月
- Ch.651 / CS312 FOX 714円/月
110度BS/CSデジタル放送スカパーには、BSチャンネルとCSチャンネルがあります。
124/128度CSデジタル放送は、全チャンネルハイビジョン画質対応。現在、日本国内で唯一CSデジタル放送を運営しているのはスカパーJSATだけです。
BSもCSも人工衛星から送信される衛星放送ですが、使用される衛星が異なります。
BSは「Broadcast Satellite」の略で、日本語に訳すと「放送衛星」。BSは大衆向けで一部無料で見れるチャンネルがあります。
CSは「Communication Satellite」の略で、日本語に訳すと「通信衛星」。CSは多チャンネルで専門性の高い番組が多く、全て有料。もともと企業や専門業者など、国などから認可を得た機関しか受信できないものでしたが、1989年に放送法が改正され、CSでも一般向けの放送が可能となりました。
例えば、1964年の東京オリンピックはCSで世界中に放送されました。
当初は、BSが東経110度の軌道上、CSが東経124度と128度の軌道上にあったため、地デジ化が完了する以前はそれぞれに対応した受信機が必要でしたが、2002年に110度CS放送が開始されたため、110度CS対応BSアンテナと1台のチューナーでBSとCSの受信が可能となりました。2009年には総務省がBSとCSの普及のために一本化することに取り決めをしました。
スカパー!オンデマンド
スマホ・PC・タブレット・テレビからリアルタイムにスカパー!の番組を視聴することができるサービスです。(ストリーミングIPリニア動画配信)
スカパー!放送サービスの加入者は、チャンネルの契約状況に応じて無料(一部割引)で楽しむことができます。
※ 権利の都合上スカパー!オンデマンドでの配信が無い番組があります。
加入料・基本料は、無料です。料金が発生するのは、チャンネル毎・パック・セットの月額の「定額見放題プラン」、または番組単位やドラマなどのシリーズ単位をその都度購入する「PPV(単話・複数話)」です。無料チャンネル、無料番組もあります。
スターチャンネルの「インターネットTV」
2017年10月1日より、スターチャンネルの「インターネットTV」がスタート。今までスターチャンネルを観るには、スターチャンネルの月額2,300円(税抜)に加えて、スカパーやケーブルテレビ、ひかりTVなどに加入する必要があり別途料金が必要でしたが、スターチャンネルの「インターネットTV」が始まったことにより、追加費用は不要でインターネット環境があれば視聴可能になりました。
- 「STAR 1 プレミアム」話題の映画や独占放送の海外ドラマなど最新の作品
- 「STAR 2 セレクト」不朽の名作やクラシック映画、スターチャンネルが独自の切り口による特集企画でセレクトした作品
- 「STAR 3 吹替専門」日本語吹替版のみを配信
WOWOW
WOWOWは、1984年に日本初の有料番組を提供する衛星放送として始まりました。初期費用 / 加入料不要。加入月は無料で視聴できます。月額2,300円(税抜き)でWOWOWプライム、WOWOWライブ、WOWOWシネマの3つのチャンネルが見放題!
WOWOWに加入すると「WOWOWメンバーズオンデマンド」を利用することができます。PC/スマホ/タブレットで好きな時に好きな場所で好きなだけWOWOWが見放題のサービスです。スカパー!、ひかりTV経由でWOWOWを契約されている方も対象です。
Netflix
Netflix(ネットフリックス)は、1997年8月29日にアメリカ・カリフォルニア州にて設立。2015年9月2日から日本国内のサービスを開始。アメリカのほか、日本、オランダ、ブラジル、インド、韓国にオフィスを構える。190カ国以上でサービスを展開中。加入者は1億人以上。半数は米国の加入者のようです。日本では、フジテレビとオリジナルコンテンツの制作で提携しています。
Netflixでは、3種類のメンバーシッププランが用意されています。プランにより、同時に何人がNetflixのコンテンツをストリーミングできるか、標準画質 (SD)、高画質 (HD)、超高画質 (UHD 4K) のどれで作品を視聴できるかが決まります。
- べーシックプラン: 1 画面SDプラン (同時に1画面で視聴、標準画質)
- スタンダードプラン: 2画面HDプラン (同時に2つのデバイスで視聴、利用可能な場合は高画質でも視聴可能)
- プレミアムプラン: 4画面HD/UHD 4Kプラン (同時に4つのデバイスで視聴、利用可能な場合は高画質と超高画質でも視聴可能)
- DVDプラン (米国のみ): 米国ではDVD限定プランへの登録または、現在の視聴プランにDVDを追加することができます。
Hulu
「Hulu (フールー)」は、定額の動画配信サービス(SVOD)の先駆け的な企業です。huluは「ひょうたん(瓢箪)の中に、コンテンツ(互録)を入れておく」という、どちらも北京語で「フールー」と発音する言葉に由来しています。
日本国内では、2011年8月31日にサービスを開始。2014年にHuluの日本向けサービスの権利を日本テレビが引き受け、日本テレビ放送網の100%子会社に(HJホールディングス合同会社)。2017年5月17日にUIの変更、作品検索の強化、マルチプロフィール、1080p対応など全面リニューアル。
HuluのTwitterのカスタマーサポート宛に、ハッシュタグ #huluお願い でリクエストができます。
https://twitter.com/hulu_japan
https://twitter.com/hulu_jpsupport
Amazonプライム・ビデオ
「Amazonプライム・ビデオ (Prime Video)」は、インターネット通販最大手のAmazon.comが「Amazonプライム会員」に提供している特典の1つです。特典内容は、動画配信サービス「Amazonビデオ」の一部コンテンツを無料で視聴できることです。
「Amazonビデオ」は、テレビ番組や映画をレンタルまたは購入できるVODサービスです。Amazonプライム会員であれば、追加料金なしでプライム会員特典に含まれるタイトルが見放題となります。
もともとあった「Amazonプライム」と呼ばれる年会費4,900円の有料サービスに追加されたのが「Amazonプライム・ビデオ」です。
2017年6月に、これまでの年間プランに加え、毎月500円の月額プランの提供も開始しました。
Amazonプライムは、年会費4,900円と月額500円の2種類があります。学生向けの「Prime Student」は、年会費2,450円、月額250円となっています。年会費の月額換算は408.33円相当、学生は204円相当。
»「30日間無料体験」はコチラから
「Amazon Prime Videoチャンネル」は、2018年6月14日から日本で開始されたサービスです。好きなチャンネルに個別に加入する仕組みで、「Amazon Prime Video」で視聴できるコンテンツを増やせるサービスです。「NHKオンデマンド」「dアニメストア」「スカパー!アニメセット」「J SPORTS」「大阪チャンネル」「シネフィルWOWOW」など、様々なチャンネルが用意されています。
「Fire TV Stick 4K」と4Kテレビを揃えれば、自宅WiFiに接続して4Kコンテンツを楽しむことができます。4Kと付いていない「Fire TV Stick」で再生できるのは、フルHDまでの動画となります。
- 配送料が無料・お急ぎ便や日時指定便も無料
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- 「Prime Now」1時間以内または指定の2時間便で商品が届くサービス
- 「Prime Video」対象の映画やTV番組が追加料金なしで見放題
- 「Prime Music」100万曲以上の楽曲やアルバム、プレイリストを広告の表示なしで、楽しむことができるサービス
- 「Prime Reading」対象のKindle本(雑誌、マンガ、Kindle Singlesを含む)が読み放題
- プライムラジオが聴き放題
- Kindleが4000円引きに
- 「Kindleオーナーライブラリーの利用」Kindle本が毎月1冊無料で読める
- 「Amazonパントリー」食品・日用品を中心とした低価格の商品を1点から購入、まとめ買いできるサービス
- タイムセールに30分早く参加できる
- 「プライムフォト」Amazon Driveに写真を容量無制限で保存できる
- 「Amazon Music Unlimited」の月額料金プランおよび年額料金プランを割引価格になる(個人プランおよびファミリープランが対象)
- ベビー用おむつとおしりふきが定期おトク便で15%割引など(Amazonファミリー特典)。また、お子様情報を入力すると、ファミリー限定セールへ招待される
- 「Twitch Prime」米国合衆国のTwitch社が提供するTwitchのアカウントをAmazonプライムのアカウントと紐づけることにより、Twitchにて、広告非表示での視聴、無料のスポンサー登録、無料ゲームへのアクセスなどが利用できる
- 「家族と一緒に使い放題」会員ご本人のほかに、同居のご家族を2人まで家族会員として登録できる。家族会員は、Amazonプライムの配送に関する特典を無料で利用できる
- プライムペット」飼っているペット(犬・猫)の情報を登録すると、ペット情報にあわせた情報、おすすめ商品およびお得なセール情報を見ることができる
- 「プライム限定価格」一部の対象商品を、通常の価格よりも割引されたプライム限定価格で買うことがでる
- 「Dash Button」お好みの商品を切らすことなく注文できる
dTV
「dTV (ディーティービー)」は、エイベックス通信放送が運営し、NTTドコモが提供する月額500円(税抜)の動画配信サービスです。2015年4月21日までの旧名称はdビデオ powered by BeeTV(ディービデオ パワード バイ ビーティーヴィー)。ドコモユーザーに限らず全ての人が利用できます。その際はdアカウントを取得する必要があります。
テレビで見るには、4K/HDRにも対応の専用端末「ドコモテレビターミナル」が必要ですが、GoogleのChromecastでも視聴は可能。こちらのターミナルは、dTVの他に同じドコモ系列のdアニメストア、DAZN for docomo、そしてYouTubeも見ることができます。
さらに、動画配信サービスの「dTVチャンネル」と同時加入する、または追加で加入すると「お得なパック料金」となります。
- 月額980円(税抜)300円おトク
- ドコモユーザー 月額1,280円(税抜)200円おトク
- ドコモユーザー以外 月額2,050円(税抜)200円おトク
- ドコモユーザー 月額1,760円(税抜)500円おトク
- ドコモユーザー以外 月額2,530円(税抜)500円おトク
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dTVは、「動画配信」で、いつでも12万以上の作品を好きに選んで、自分の時間にあわせて視聴することができます。別途料金で新作レンタルあり。
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dTVチャンネルは、「リアルタイム配信」で、テレビと同じように決まった番組がタイムテーブルに沿って配信されます。番組を見逃しても「最大2週間の見逃し配信」が一部の番組であります。また、見逃し配信がない番組でも、再放送のチャンスがあります。
dTVチャンネル
『dTVチャンネル』は、2018年1月30日から開始されました。月額780円で30以上の専門チャンネルが見放題。アンテナや特別な機器は不要。スマートフォンやタブレットで、いつでもどこでも視聴できます。キャンペーン期間中に初回お申込みの場合に限り、7日間の初回無料期間を31日間に延長して適用します。
- 月額980円(税抜)300円おトク
- ドコモユーザー 月額1,760円(税抜)500円おトク
- ドコモユーザー以外 月額2,530円(税抜)500円おトク
DAZN(DAZN for docomo)
国内外130以上、年間10,000試合以上のスポーツの試合映像を多彩にラインナップし、幅広くスポーツを楽しめます。ドコモユーザーは税抜き月額980円(DAZN for docomo)、ドコモユーザー以外は税抜き月額1,750円(DAZN)。アピールポイントは、Jリーグ(J1・J2・J3)の全試合を生配信している点。中でもこれまで視聴環境が極めて限定的だったJ3の試合をライブで楽しめるようになったことが最大の魅力。
- ドコモユーザー 月額1,280円(200円おトク)
- ドコモユーザー以外 月額2,050円(200円おトク)
- ドコモユーザー 月額1,760円(500円おトク)
- ドコモユーザー以外 月額2,530円(500円おトク)
- 2年割:月額3,280円 (200円おトク)、通常:4,280円(200円おトク)
- ドコモユーザー以外 2年割:なし、通常:月額5,050円 (200円おトク)
ひかりTV
【ひかりTV】は、「フレッツ系光回線」への加入が必要です。視聴料金はプランにより異なります。光回線なのでアンテナ不要。対応チューナーをレンタルする場合は、500円がかかります。auひかり回線では利用することはできません。
スマホ/アプリからも視聴できます。アプリ「ひかりTVどこでも」(無料)をダウンロードして放送中のテレビ番組を視聴することが可能です。
ひかりTVの月額利用料金/チューナーレンタル料金が、新規申込なら最大2ヶ月無料のキャンペーンを実施しています。
NTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ光」もしくは「コラボ光」のこと。
「フレッツ光」とは、フレッツ 光ネクスト、フレッツ 光ライト等、NTT東日本・NTT西日本が提供する光アクセスサービス。
「コラボ光」とは、光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービス。ドコモ光、【SoftBank 光】、【OCN光.net】などがあります。
光アクセスサービス(FTTHアクセスサービス)とは、FTTHを使ったサービスのこと。
FTTHとは、Fiber To The Home(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム)の略。光ファイバーを使ってインターネットと一般個人宅を結ぶ仕組みのこと。光回線接続などともいう。電話線を利用するADSLより通信が速い。
NTT東日本/NTT西日本よりフレッツ光などの提供を受けた事業者が、NTT東日本/NTT西日本のサービスと光アクセスサービス等を組み合わせてサービスを提供するモデルを「光コラボレーションモデル」といいます。
回線事業者のNTTが提供する「フレッツ光」は、インターネット回線のみを提供するものでした。そのため、私たち利用者はインターネットへ接続するために別途プロバイダと契約する必要がありました。しかし、2015年2月から、フレッツ光回線の卸提供を受けた「光コラボレーション事業者」が、独自のキャンペーンや施策を組み合わせた回線サービスを展開できるようになりました。
これまでは回線と接続が別会社だったので、双方に料金を支払う手間がありました。また、サポート窓口も2つあり、もし何らかのトラブルが生じた場合、利用者はまずトラブルの原因がどこにあるのかを確認し、どちらのサポートに連絡するか見極める必要がありました。これをやらないと、NTTとプロバイダの間で「サポートのたらい回し」に遭う可能性がありました。
ただ、支払い請求を「フレッツ光」に一本化するサービスはこれまでにもありました。「フレッツ光」のプロバイダをまとめて申し込めるプロバイダパックです。
これがコラボ光になると、光回線サービスとインターネット接続サービスをプロバイダが一括して提供することになります。支払い先もサポート窓口も一本化する新しいサービスの形、それが「光コラボレーション」モデルです。
プロバイダパックとコラボ光を単純に比較した場合、コラボ光の方が戸建てタイプ・マンションタイプ共に料金が安いです。ただし、長年「フレッツ光」を利用している利用者なら割引や加入時のキャンペーンによる恩恵により、「フレッツ光」の方が安い場合もあります。特にマンションタイプにこの傾向が見られます。
光コラボレーション事業者は、これまでにプロバイダー等を提供していた接続業者以外の企業も参画しています。これにより業者間で競争原理が働き、値引きサービスや得意分野を生かした独自のオプションサービスが期待できます。
すでに「フレッツ光」を利用していた場合、ONU(回線終端装置)等はそのままに契約のみをコラボ光に切り替えることができます。これを「転用」といいます。この場合、フレッツ光で契約していた光電話等のオプションサービスの大部分を引き継いだまま移行できます。工事料金等も原則かかりません。
例えば、プロバイダが「ぷらら」だった場合はぷらら光へ転用しても解約違約金はかかりませんが、so-net光やビッグローブ光など他社へ転用する場合は違約金が発生してしまう可能性があるので注意が必要です。契約が切れるタイミングを調べる必要があります。因みに、ぷらら光には、光テレビセット割りというものがります。
auひかり テレビサービス
テレビサービスを利用するには、「auひかり ネットサービス」(以下、auひかり)への加入が必要です。「auひかり」とは、光ファイバーを利用したauのインターネット回線サービスです。
auひかり(auの光ファイバーサービス)を利用するには、auひかりの契約とは別に、プロバイダとの契約が必要です。
(例)家 ↔ インターネット回線 「auひかり」 ↔ プロバイダ 「au one net」 ↔ インターネット
※「プロバイダ」とは、無料アドレスやメールボックス、セキュリティ、出張お助けサポートなどさまざまなサービスを提供している事業者のことです。auひかりでは、提携プロバイダから好きなプロバイダを選ぶことができます。
@nifty、@T COM(アットティーコム)、ASAHIネット、au one net、BIGLOBE、DTI、So-netなど。
auユーザーなら「auひかり」とプロバイダ「au one net」でまとめるとキャンペーン・割引が受けられるのでとてもお得です。
※「au one net」は、KDDIが運営するインターネットサービスプロバイダです。光ファイバー、モバイル接続、「フレッツ・ADSL」対応コース、ダイヤルアップ接続など各種接続サービスを提供しています。
予備知識を得たところで、本題の「auひかり テレビサービス」の解説に移ります。テレビサービスには、「チャンネル」と「auビデオパス」の2つのサービスがあります。一方のみを契約することも可能ですし、両方とも利用することもできます。
チャンネル
好みに応じて選べる多彩な「チャンネル」を楽しむことができるサービスです。登録料として800円(税抜)がかかります。テレビサービス利用にはセットトップボックス利用料500円/月がかかります。auひかり回線への加入が必要です。NTT系光回線では利用することはできません。おすすめはプラチナセレクトパック。プラチナセレクトパック新規加入で月額利用料最大2カ月無料!
映画やドラマ、アニメ、スポーツ、音楽などバラエティに富んだ43チャンネルが月々1,980円で見放題。プラチナセレクトパックには、「ミュージックセレクトパック」が含まれています。
auビデオパス
「auビデオパス」は、スマートフォンやタブレット・パソコン・テレビなどの機器から、話題の映画やドラマ・アニメ・バラエティなどの作品が楽しめるサービスです。見放題会員になると、毎月550コインをもらえます。有効期間は60日間。
見放題プランやレンタルサービスを利用するには、au IDのログインが必要になります。見放題プランは新作1本に加え、さまざまなジャンルの話題作が月額562円(税抜)で見放題となります。料金を気にせず、気軽に映像作品を楽しめます。見放題プランへ初回ご加入の場合に限り、30日間無料でお試しができます。
2018年5月KDDI(au)は、Netflixとビデオパスをセットにした「auフラットプラン25 Netflixパック」を2018年夏以降に提供開始することを発表。
- クロームキャスト(Chromecast)
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クロームキャストは、グーグルが販売しているメディアプレーヤーです。テレビのHDMI端子に差し込むだけで、スマホの動画をカンタンに映し出すことができます。
- Apple TV
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App Storeでビデオパスアプリをダウンロードする。
- Panasonic TV(ビエラ:VIERA)
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Panasonic TV(VIERA)のほか、SONY TV(BRAVIA)、SHARP TV(AQUOS)、Amazon Fire TVなどの「スマートTV」で見ることができます。ここでは「ビエラ」を例にします。
スマートTVアプリ対応機種「ビエラ」で見る。その他、ディーガやプライベート・ビエラ等にも対応。利用できるアプリは、機種の発売年やシリーズによって異なります。
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【スマートTVアプリ対応機種】
2019年 GZ2000 / GZ1800 / GZ1000 / GX855 / GX755 / GR770 / GX850 / GX750 / GX500シリーズ
2018年 FZ1000 / FZ950 / FX800 / FX780 / FX750 / FX600シリーズ
2017年 EZ1000 / EZ950 / EX850 / EX780 / EX750 / EX600 / ES500 シリーズ
2016年 DX950 / DX850 / DX800 / DX770 / DX750 / DX600 シリーズ
2015年 CX800N / CX800 / CX700 / CS650 / CS600 シリーズ
2014年 AX900 / AX900F / AX800 / AX800F / AX700 / AS800 / AS650/AS630 / AS600シリーズ
2013年 WT600 / VT60 / GT60 / FT60 / DT60 / E60 シリーズ
2012年 ZT5 / VT5 / GT5 / WT5 / DT5 / ET5 / E5 / X50 シリーズ
2011年 VT3 / DT3 / GT3 / ST3 / RB3 シリーズ
2010年 VT2 / V2 / D2 / RT2B / R2B / R2 シリーズ - HDMIケーブル
- Smart TV Box
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Smart TV Boxは、KDDIがケーブルテレビ会社向けに開発したAndroid 4.0 搭載のセットトップボックスです。
※「セット トップ ボックス (STB:Set Top Box)」とは、ケーブルテレビ放送や衛星放送、地上波テレビ放送(デジタル放送、アナログ放送)、IP放送(ブロードバンドVODなど)などの放送信号を受信して、一般のテレビで視聴可能な信号に変換する装置。
- Smart TV Stick
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Smart TV Stickを利用するにはHDMI端子搭載のテレビが必要です。利用するには無線LAN親機 (Wi-Fiルーター)・インターネット回線 (FTTH、ADSL、CATVなどのブロードバンド回線やモバイルWi-Fiルーターなど) が必要です。無線LAN親機がインターネット回線に接続されている状態で、本製品を無線LANの通信圏内に設置して使います。
- ケーブルプラスSTB/ケーブルプラスSTB-2
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放送番組や録画番組を音声検索できる機能を備えています。
「ケーブルプラスSTB」に録画した番組を高速でスマートフォンやタブレットにダビングして持ち出すことができ、外出先でも楽しむことができます。また、外出先でもスマートフォンやタブレットから、番組のリモート録画予約が可能です。
YouTubeをリモコンの専用ボタンで一発起動して、簡単にすばやくご覧いただけます。
- STW2000
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auひかりが提供している『STW2000』を使えばテレビでビデオパスを見ることができます。月額レンタル料は500円。
J:COMオンデマンド
J:COMは、CATV(ケーブルテレビ)事業者の中でも最大手の株式会社ジュピターテレコムが運営しています。auを運営するKDDI系列です。「J:COM NET」(インターネット) や「J:COM MOBILE」(スマートフォン) なども展開しています。
CATVとは、Community Antenna TeleVision(共同受信)のことで、一般的にはケーブルテレビと呼ばれています。元々は、有線放送とも呼ばれ、各家庭を一本のケーブルで結び、テレビ放送を提供してきました。
2018年5月、ジュピターテレコムは、動画配信大手の米ネットフリックスとの提携を発表。2019年秋からネットフリックスのインターネット動画をCATVの受信機で見られるようになります。
「J:COM MOBILE」は、Web・電話で申し込みができます。 ショップに行って待たなくても、自宅で購入手続きが完結します。
J:COM 電力に切り替えると、毎月の電気代も、J:COMのサービス利用料も割引になります。
テレビとインターネットに、ガス・電力もまとめておトク!
U-NEXT
『U-NEXT (ユーネクスト)』は、2007年に株式会社USENが提供を開始した動画配信サービス「GyaO NEXT」に始まり、2009年にサービス名を「U-NEXT」へ変更しました。2017年2月には親と子の関係が逆転して株式会社U-NEXTが親会社となりました。
株式会社U-NEXTは、動画配信「U-NEXT」、音楽定額配信『SMART USEN』、電力サービス「U-POWER」を運営するとともに、有線ラジオ放送のUSENを運営する持ち株会社の会社名でもあります。
※ 電子書籍サービス「BookPlace」は、2019年1月29日に「U-NEXT」へサービスが統合されました。
まずは31日間無料体験。月額は1,990円で、毎月1日にレンタル作品に使えるポイントが1,200ポイント貰えます。また、U-mobile(ユー・モバイル)と契約すると毎月1本分の600ポイントが付与されます。1ポイント=1円(税込)
FODプレミアム
フジテレビ(株式会社フジテレビジョン)の公式動画見放題サイトです。
フジテレビの現在放送中のタイトルだけでなく、『コード・ブルー』『リッチマン、プアウーマン』『昼顔』などの過去の名作ドラマを中心に5,000タイトル以上を独占配信しています。それ以外にもバラエティ、アニメ、 映画など様々なジャンルから、選りすぐりのラインアップ。
動画以外にも雑誌やコミックも楽しめます。「FRIDAY」や「FLASH」など100誌以上の人気雑誌が読み放題で、15万冊以上のコミックも楽しむことができます。期間限定で無料で読めるコミックもあります。
TSUTAYA(ツタヤ)
「TSUTAYA」からは、「TSUTAYA TV」と「TSUTAYA DISCAS」とい2つのサービスをご紹介します。
- 「TSUTAYA TV」 - 「動画配信」と「TSUTAYAプレミアム(動画配信&お店でレンタル)」の2つのプランがあります。
- 「TSUTAYA DISCAS」 - 宅配レンタル。
TSUTAYA TV(動画配信サービス)
「動画見放題」プランと「TSUTAYA プレミアム」プランがあります。新規登録時に30日間の無料お試し期間があり、期間が終了すると通常料金で自動更新となります。
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「動画見放題」は、映画・ドラマ・アニメ・R18作品の新作・準新作を除く対象作品約10,000タイトル以上が見放題になるサービスです。月額1,026円(税込)
また、毎月付与される動画ポイント(1,100pt)を利用して新作なども楽しむことが可能です。
PC/スマートフォン/タブレット/インターネット接続対応のテレビに対応しているので、好きなときに好きな作品を視聴することができます。スマートフォン/タブレットなら最大2倍速で視聴できるので、長編シリーズ作品をサクッと観たい時に便利です。
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「TSUTAYA プレミアム」は、「TSUTAYA店舗で旧作DVD・Blu-ray 借り放題」+「TSUTAYA TV の動画見放題 (新作・準新作を除く)」の2つが合わさったお得なプラン。2017年10月2日から開始されました。月額1,100円(税込)~
※ 同時にレンタルできる枚数および月額料金は店舗によって異なります。
また、映画館やカフェ、宿泊施設など多彩なサービスがお得に利用できる『TSUTAYAプレミアムクーポン』(by Club Off)も無料で登録できます。(※こちらのクーポンは2022年6月14日をもって終了)
TSUTAYAプレミアムの動画配信サービス部分がdTVで提供することになります。
2022年6月14日まで…TSUTAYA TVの動画配信
2022年6月15日以降…dTVの動画配信
STEP1:TSUTAYAプレミアム申込み
STEP2:Yahoo! JAPAN IDでログイン
STEP3:dアカウントでログイン
STEP4:dTVご利用開始
※既にTSUTAYAプレミアム会員の方はSTEP2からお手続き。
TSUTAYA DISCAS(ツタヤ宅配レンタル)
新規登録時に『動画見放題&定額レンタル8』プラン月額2,052円(税込)を30日間無料お試しすることができます。無料お試しサービス終了後、通常料金で自動更新となります。
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「定額レンタル8」プランは、TSUTAYAのCD/DVDが借り放題になるプランです。"新作・準新作・まだまだ話題作・旧作" の全ての作品が対象となります。
毎月新作を8枚まで借りることができます。9枚目以降は、CD/DVDの旧作がレンタルし放題になります。
※ 30日お試し期間中は「新作」は対象外。
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「動画見放題&定額レンタル8」プランは、先述の「定額レンタル8」とTSUTAYA TVの「動画見放題」が組み合わさったお得なサービスプランです。月額2,659円(税込)
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本(書籍)、DVD、CD、GAMEなどを取り扱っています。おすすめの映画や最新ゲーム・音楽のリリース情報も発信しています。
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アニメ・アーティスト・キャラクターデザインのTカード&グッズの公式サイトです。
ゲオTV
GEO(ゲオ)といえば、CD・DVDレンタル業界をTSUTAYAと二分するほどの会社で、GEOもTSUTAYAと類似するネット宅配レンタルサービスを行っています。
GEOの動画配信サービス「ゲオ・チャンネル」は2017年6月30日に終了し、「ゲオTV」という名称になり生まれ変わりました。ゲオTVは、一般作品の「ゲオムビ」と、大人向け作品の「ゲオトナ」の2種類に分かれています。
ゲオTV980 月額980円 税込(旧:ゲオチャンネル)
初回登録限定特価:14日間分 0円のキャンペーン実施中!
任侠映画やVシネマ、パチスロ、アイドルイメージ動画等が中心。また、海外のインディーズ映画にも強いです。もちろん話題の新作もPPVレンタル動画で見ることができます。
- ゲオ公式通販サイト【ゲオオンラインストア】
- ネットで気軽にDVD・CDレンタル「ゲオ宅配レンタル」
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GYAO!
「GYAO! (ギャオ)」は、ヤフー株式会社と株式会社GYAOが運営する無料で動画が視聴できるサービスです。
2009年9月7日にUSEN運営の「GyaO」とYahoo! JAPAN運営の「Yahoo!動画」が統合して誕生しました。なお、2014年のブランド刷新に伴い、表記が「GyaO!」から「GYAO!」に変更されました。
現在は、無料の「GYAO!」、単品購入できる「GYAO!ストア」の2つのサービスになりました。
「GYAO! (無料)」のアニメ作品等では、1話目は無料で2話目以降は有料というケースが多くあり、続きを視聴する場合はレンタル料金が発生します。期間限定で一挙無料配信する時もあるので、全話無料視聴可能になるキャンペーンは要チェックです。
※ 月額800円(税抜)の見放題「プレミアムGYAO! 」は、2018年2月28日をもってサービス終了。
DMM
DMMが得意とするジャンルは成人向け作品です。
DMMでは、FX・英会話・太陽光発電、3Dプリンター事業など様々な事業を展開しています。2018年には、グループ創立20年となり、企業として節目となる年を迎えるにあたり、成人向け(アダルト)事業を3月1日をもって分割し、新会社の「株式会社デジタルコマース」へ承継することを発表しました。グループ内での事業を明確化するためと説明。これにより現在の『見放題chライト』は「DMM.com」と「FANZA (旧DMM.R18)」の両方の動画が楽しめるサービスとなっています。
一般作品では、国内アクション映画や釣り専門番組、自動車試乗番組、パチンコ・パチスロといったマニアックな作品はDMMの得意なジャンルなので、人とちょっと違う趣味の方は『DMM 見放題ch ライト』税込み月額550円(30日間無料)をチョイスしてみてはどうでしょうか。
DOKUSO映画館(ドクソーエイガカン)
税込み月額980円で、インディーズ映画が見放題。国内最大級のインディーズ映画専門の配信サイト。「隠れた名作を、隠れたままにしない」を合言葉に、個性あふれる独創的なインディーズ映画の中でも、他では観ることができない厳選したオススメ作品を独自ラインアップ。また、売上に応じた支払いなどクリエイターファーストの支援システムを採用している点も特徴です。
シネコンやNetflixなどで流れる大作に満足できなくなった映画好きの方、ミニシアター映画がお好きな方、少し尖ったものに挑戦したくなる大学生、そして映画・演劇業界に関わるプロアマの方たちもおすすめしたいサービスです。
ニコニコチャンネル
動画サービス『niconico』の「ニコニコチャンネル」は、株式会社ドワンゴが運営する動画サービスです。企業・団体が動画や生放送の配信ができるプラットフォームとして2008年にサービスを開始。2013年12月からは、企業・団体だけでなく一般ユーザーも対象となる「ユーザーチャンネル」を開始しました。各チャンネルに登録すると、動画や生放送が楽しめます。
サービスを総称して『niconico』と呼び、ニコニコチャンネルは『niconico』のサービスのひとつという位置づけ。他にもニコニコの名を冠し、動画共有サービスの枠を超えた多くの派生サービスが展開されています。
例えば、『niconico』の「ニコニコ動画」では、アニメ・ゲーム実況・スポーツ・将棋・ボカロ・踊ってみた歌ってみたなど、様々な動画・生放送を配信しています。プレミアム会員なら、オリジナル画質、タイムシフトなど快適な環境で楽しむことができます。
まとめ
動画配信サービスの見放題・レンタル・都度課金PPVなどを提供する各会社の比較に加え、記事を書いているうちにフレッツ光の「コラボ光」、auのauひかりについても理解が深まる記事へとなりました。
最安値で30ch、40ch以上見られるからと言って単純にお得だとは限りません。あなたの好みのジャンルまたは番組が、セット・パックの中に含まれているかどうかが重要です。