これまでは、一部の例外(回線一体型のプロバイダ)を除き、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光」などの「回線業者」と、ビッグローブやOCE、@niftyなどのような「プロバイダ」の双方と契約する必要がありました。しかし、2015年2月からフレッツ光回線の卸提供を受けた事業者(光コラボレーション事業者)が、独自のキャンペーンやオプションを組み合わせた回線サービスも展開できるようになりました。
おすすめインターネット回線サービス
インターネット通信をするには、有線の「固定回線」と無線の「モバイル回線」を利用する2つの方法があります。
インターネット回線サービスの申込みをする際に、「代理店」という選択肢もあります。「代理店」は、回線サービスを提供する会社と私たち利用者の間を取り持って契約を結ぶ役割を担っています。「代理店」で申込みをすると、特典として高額キャッシュバックが貰えることがありますが、これは、インターネット上で契約を締結させることで人件費や実店舗の賃料や光熱費が抑えられるので、その分を還元に回すことができる、という仕組みで成り立っています。
固定回線
モバイル回線は使いすぎると速度制限を受けて通信速度が遅くなることがありますが、固定回線は速度制限を受けることなく安定した通信が可能です。また、無線LANルーターを利用すれば、自宅の各部屋で無線通信もすることができます。
光回線
光回線は以下の3種類にグループ分けすることができます。フレッツ光とコラボ光は同じ光回線を利用しているので、これからインターネット回線の利用をお考えの方は、コラボ光がおすすめです。
フレッツ光
フレッツ光の場合は、別途プロバイダとの契約も必要になるので、2つと契約することになります。次に解説するコラボ光は、このフレッツ光とプロバイダが一体になったサービスなので、契約が1つになりスッキリするのでおすすめです。また、現在フレッツ光回線を利用している方は「転用」が可能なので、基本的に回線工事不要でコラボ光に乗り換えることができます。
リンクの代理店ではフレッツ光のほかにも、光コラボによる回線サービスも取り扱っています。携帯キャリア別のおすすめは「SoftBank:SoftBank光」「au:So-net光プラス」「DoCoMo:ドコモ光」です。
コラボ光
ドコモ光とは、フレッツ光回線またはケーブルテレビの設備を使ってドコモが提供するプロバイダ一体型の光インターネットサービスです。
DoCoMoユーザーにおすすめ
ドコモ光
SoftBankユーザーにおすすめ
auユーザーにおすすめ
So-net光 プラス
auスマートバリューの条件を満たすと、auスマホ料金が永年割引となるサービスが受けられます。
DTI光
その他のおすすめ
OCN光
excite MEC光
「excite MEC光」はIPoE(DS-Lite)で、「excite光」はPPPoEです。故に違いは、通信規格にあります。IPoE方式では、PPPoEでアクセスが集中するポイント「POI (網終端装置)」を通りません。そのため、夜間や週末でも混雑の影響が少なく、快適に利用できるので、「excite MEC光」の方がおすすめです。
楽天ひかり
楽天ひかり(旧・楽天コミュニケーションズ光)は、NTTより借り受けたフレッツ光回線とプロバイダー「楽天ブロードバンド」をセットにしたおトクな高速インターネットです。
独自の光回線
auひかり、NURO光、電力系のインターネット回線の3グループに分けることができます。
auひかり
2Gbps。光回線に比べて実測速度も速いのが特徴です。
こちらのNURO 光 for マンションは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するマンション向けの光ファイバーサービスです。
電力系のインターネット回線
対応する地域にお住まいの方は、地域密着方の電力系がおすすめです。
コミュファ光(中部電力)
全国シェアでNTT、KDDIに次ぐ、関西電力子会社のケイ・オプティコムが提供する光回線です。関西(大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県、福井県の一部)にお住まいの方にオススメです。
MEGA EGG(中国電力)
ピカラ光(四国電力)
ADSL(電話回線)
NTT東日本/西日本は、2023年1月31日をもってADSLサービスを終了させることを発表しました。フレッツ光非対応エリアにお住まいの方は、引き続きADSLの利用は可能です。
CATV(ケーブルテレビ)
CATV(Cable TV Provider)とは、ケーブルテレビの回線を利用してインターネットに接続するサービスです。
J:COM NET
モバイル回線(モバイルWiFi)
モバイル回線には「LTE」と「WiMAX 2+」があります。
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屋外で利用することが多い方は、高周波数帯の通信ができる「WiMAX 2+」がおすすめ。
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屋内で利用することが多い方は、ドコモ・KDDI (au)・ソフトバンクの大手キャリア3社が占有するプラチナバンドで通信ができる「LTE」がおすすめ。
WiMAX 2+
UQコミュニケーションズ株式会社が提供するWiMAX技術を利用した通信サービスをUQ WiMAXと言います。WiMAX 2+エリアの圏外では自動的にau 4G LTE網につながり、幅広いエリアで快適な高速インターネットを可能にする「LTEオプション」というサービスも展開しています。
WiMAX回線を所有しているのはUQコミュニケーションズ社です。それ以外のWiMAX回線サービスは、UQコミュニケーションズ社から回線を借り受けて自社のサービスとして提供している事業者です。
カシモ WiMAX
LTE
LTEは、「プラチナバンド」と呼ばれる特に安定接続しやすい700~900MHzの帯域を利用しています。この帯域はエリアが広くて遮蔽物に強いというメリットを持っているので、大手スマホキャリア3社に割り当てられています。
DoCoMo、au、SoftBankの「データSIM」プラン + WiFiルーターという方法もあります。
自宅にコンセントに差すだけで高速回線が使い放題。ホームルーターとしておススメです。
ソフトバンクのサブブランドとして通信事業を営むのが「ワイモバイル」。オンラインストアが「ヤフーモバイル」です。
『データSIM』プランとWiFiルーターの組み合わせでWiFiを利用する方法もあります。
コラボレーション光(コラボ光)
「光コラボレーション」の解説と「コラボ光」を提供している各事業者の特徴をまとめてみました。転用を検討している方、またはコラボ光の新規契約を検討している方の参考になれば嬉しいです。
※転用とは、すでに「フレッツ光」を利用していた場合、ONU(回線終端装置)等はそのままで契約のみをコラボ光に乗り換えることを言います。光電話の番号は変わらず使用可能。工事料金等も原則かかりません。
光コラボレーションとは?
光コラボレーションとは、NTT東日本・西日本が提供している「フレッツ光 (光回線)」を各事業者に卸提供し、回線を借り受けた事業者が自社ブランドとして光回線サービスを提供することです。「光コラボ」と略されることが多い。また、光コラボレーションによって提供される光回線サービス形態を「光コラボレーションモデル」と呼びます。光コラボレーションモデルの光アクセスサービスを総称して「コラボ光」と呼び、ドコモ光やOCN光など「〇〇」光と表現されます。
「光コラボ」はフレッツ光回線を各事業者に卸提供すること、または光コラボレーションモデルの略語。「コラボ光」は、ドコモ光やOCN光など光アクセスサービス(FTTHアクセスサービス)のこと。
このようにインターネットを利用したい場合は、自宅から収容局までを繋ぐための通信回線事業者と、収容局からインターネットの世界まで繋げてくれるプロバイダの2つと契約する必要がありました。コラボ光では1つの契約なので、サポート窓口も支払いも1社になってスッキリします。
フレッツ光もコラボ光も回線は同じ
フレッツ光とコラボ光が使用する回線は同じなので、転用したとしても速度・品質はそのままです。どちらも最大1Gbpsと高速ですが、この数値は「理論値」と呼ばれ、様々な通信条件が完璧に整ったときに出る最大速度です。しかし、実際は事業者の設備の処理能力や回線の混雑状況などによる通信遅延が発生して理論値の1Gbpsより遅くなります。
また、「フレッツ光+プロバイダ」でも、そのプロバイダと同じ事業者が提供する「コラボ光」でも、同じ処理能力の収容装置を経由するので、基本的にはどちらの契約でも通信速度は同じです。
光コラボレーションのメリット
光コラボレーション事業者の多くはこれまでプロバイダーを行っていた事業者ですが、中には新規参入の企業も存在します。これにより業者間で競争原理が働き、利用者獲得のために様々な特典を付与したり値引きサービスを実施するなど独自のオプションサービスが期待できます。
例えば、ドコモ光やソフトバンク光などは、運営元が同じキャリアのスマートフォンを契約していると、セット割引きが適用されて月額料金が割引になるサービスがあります。このように私たち利用者は、多様なプランの中から自分に合ったプランを選択できるようになります。
事業者は500社以上存在し、各事業者が行う付加サービスの提供状況が下記のNTTの公式HPで確認できます。詳細は事業者のHPをご覧下さい。
「フレッツ光+プロバイダ」の利用者は、工事費や契約変更(2年縛りなど)の違約金がかからずに無料で「光コラボ」へ転用することができます。使っていたプロバイダと同じ会社が提供するコラボ光に転用した場合は違約金はかかりませんが、他社のコラボ光へ転用する際には、プロバイダによっては解約違約金が発生してしまう可能性があります。ソフトバンク光など、事業者によっては解約金を負担してくれるキャンペーンを行っていることもあるので違約金の負担を極力避けることができます。
光コラボレーションのデメリット
転用するとフレッツ光で貯めたポイントは消滅します。転用または解約をするときは、前日までにポイントの交換を行いましょう。
フレッツ光のポイントとは、フレッツ光メンバーズクラブ会員に提供されているポイントで、フレッツ光の利用状況に応じて貰うことができます。
転用で回線工事が必要な場合
転用の場合、原則として工事費用は掛かりませんが、例外として工事が必要なケースがあります。
- ホームタイプからマンションタイプへ配線方式を変える。
- 現住所とは別の場所に引越しをする。
- 品目変更(回線の種類を変更)する。例えば100MbpsのBフレッツを1Gbpsの光コラボに変更する際など。
用語集
- ブロードバンド(broad band:広い帯域)
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低速・小容量のナローバンド(narrow band:狭い帯域)が進化したものが、高速・大容量のブロードバンドです。ADSL、CATV、光といった種類がある。
- インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)
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公衆通信回線などを経由して契約者にインターネットへの接続を提供する事業者。「プロバイダ」や「ISP」などと略して呼ばれることが多い。日本では、電気通信事業者であり、インターネット接続事業者、略して接続事業者と訳されることがある。
- イーサネット(Ethernet)
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LANで最も使用されている技術規格。「TCP/IPプロトコル」の組み合わせが一般的です。
ルーター、ハブのLANポート、パソコンのLANポート(NIC :ニック)、LANケーブルなど。すべて Ethernetという規格。
- 1000BASE-T(1000ベースティー)
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1000BASE-Tとは、伝送速度が1,000Mbps(1Gbps)のEthernet(LAN)規格のひとつ。IEEE802.3abとして標準化されている。
1Gbpsのイーサネット規格をまとめて「GbE(Gigabit Ethernet:ギガビット・イーサネット)」と呼び、GbEの中で最も普及しているのが1000BASE-Tである。
- WAN(Wide Area Network)
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WAN(ワン)とは、起点となるルーターから見て、世界と繋がる広域インターネット・ネットワーク。WANの反対はLANと言う。
- LAN(Local Area Network)
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LAN(ラン)とは、家庭内や社内のネットワークなど限定された狭い範囲でのネットワークのことを指す。ネットワークを構築することで、PC同士でデータの共有が出来たり、1台のプリンタを複数のPCで利用できるようになる。
LANの配線方式には、スター型、バス型、リング型の3つがあり、LANの規格には、トークンリングやEthernetなどがある。
- ポート(Port)
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ポートとは、接続口のこと。家庭用のルーターでは、家庭内の機器接続側の端子を「LAN側」、インターネット接続側を「WAN側」と呼ぶ。
- ルーター(Router)
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ルーターとは、複数のパソコンを同時にインターネットに接続する際に必要なもの。逆に言えば、パソコン1台だけならルーターは不要。ただし、無線(ワイヤレス)でインターネットに接続したいときには、パソコンが1台でもルーターが必要となる。
ルーターにはLANケーブルを繋いで有線接続で利用するタイプのものと、Wi-Fiを使って無線で接続できるタイプのものと大きく分けて2種類あり、無線に対応しているものは「無線LANルーター」または「Wi-Fiルーター」と呼ばれます。
- 無線LANルーター(Wireless LAN router)
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ルーターと無線アクセスポイント(AP)の2つの機器を1つにまとめた機器。両方の機能を併せ持つ。
無線LANルーターは通常、ルーター機能をオフにしてAPとして使うモードが標準で備わっている。オン・オフの切り替えをして、無線LANルーターとして使ったり、無線アクセスポイントとして使用したりできる。そのため、基本的にはルーター機能は不要でも無線LANルーターを選ぶほうが賢明と言えます。
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すでにルーターを持っていて、新たに無線接続機能を追加しようと思ったとき、APより無線LANルーターの方が値段が安いことがある。
これは需要と供給のバランスによるもので、少量生産より大量生産の方が製品1個あたりの製造コストを抑えることができるからである。その為、需要のある無線LANルーターは安く、需要の少いAPは価格が安くならないという市場原理が働きます。
AP製品の内部は、無線LANルーター製品と部品共通化されていることがほとんどです。メーカーとしては、売上があまり見込めない製品を別設計するのはコスト高になるため、無線LANルーターのルーター機能を無効にして、無線アクセスポイントとして出荷したほうが効率が良い。こうした事情から、APの店頭価格は無線LANルータと比べて安くならない。
- 無線アクセスポイント(Access Point)
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無線の電波を飛ばす機器のこと。単にアクセスポイントと呼ぶこともある。APと略して表記されることもある。ルーター機能があるものを無線LANルーターという。無線LANルーターのルーター機能をOFFにして使うモードをブリッジモードという。
- 無線LANアクセスポイントの便利なシステム
- ブリッジモード(bridge mode)
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無線LANルーターを、無線電波を飛ばすだけの機器(無線HUB:むせんハブ)として利用することを指す。ルーターにはインターネット接続機能、DHCP機能、NAT/NAPTなど様々な機能が搭載されているが、こういった各種機能を無効化して、無線電波を発するアクセスポイントとして動作させることを言う。
- 無線LAN中継機
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無線LANルーターだけでは電波が弱い・圏外の場所がある場合に主に使用する。中継することで、電波の届く範囲を広げることができる。
- ハブ(HUB)
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スイッチングハブとリピーターハブがあり、どちらもLANケーブルを挿す穴の数を増やすためのもの。分岐を増やすための集線装置。
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スイッチングハブは、受信したデータの中にあるMACアドレスから宛先を検出し、その宛先にのみデータを送信する。A、B、C、Dの端末機器があったとき、AからBにだけデータを送るブリッジ機能の働きにより、ほかの端末にはデータを送らないので、ネットワーク全体の負荷を軽減する役割を持つ。また、それと同時にCからDへデータを送るといった複数同時通信も可能。
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リピーターハブは、Aから一旦全ての端末にデータを送り、本来の宛先であるB以外の端末では無視される。AからBへデータを送信している時は、他の端末同士が通信を行うことは出来ない。リピーターハブは、現在では殆ど利用されなくなり、LANスイッチに置き換わっている。
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- プラスチック製と金属製
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プラスチック製のものに比べると金属製のものは熱を効果的に排出することができる。接続機器が多かったり、ネットワーク内でのデータのやりとりが多い場合は、金属製のものを選ぶと良い。
- インテリジェントハブとスイッチングハブ
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一般的に使用されるのは、スイッチングハブの方である。ネットワーク管理機能を搭載したハブをインテリジェントハブといい、大規模なネットワークを構築する際などに用いられる。
- カスケード接続
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ハブがひとつでは足りないときに、ハブの下にハブ、さらにその下にハブと階層的にハブを接続していくことをカスケード接続という。
- LANスイッチ(スイッチ)とルーターの違い
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いずれも箱型の筐体にポートが付いており,そこにケーブルを差し込んで使う。
「データを転送する」という点では同じだが、それぞれが扱うデータの種類が違う。スイッチはMAC(マック)フレームを、ルーターはIPパケットを扱う。
スイッチは、LANを構成するために使うネットワーク機器。LANに参加するPC同士を繋いで、イーサネットで通信できるようにする。コリジョンドメインを分離するため、効率的な通信を行うことができる。
一方のルーターは、LAN同士を繋ぐために使うネットワーク機器。ルーターの役割は,個々のLANを繋いで、それぞれのLANに繋がっているPC同士が通信できるようにすること。
- IPアドレス(Internet Protocol address)
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グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)とがある。
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グローバルIPアドレスは、インターネットの中での住所で、プロバイダから割り振られる。
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プライベートIPアドレスは、家庭内・組織内(社内)など限られたネットワークでの住所を表し、ルーターの機能「DHCP」によって自動で割り振られる。
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- DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)
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DHCPは、ネットワーク接続に必要なIPアドレスなどの情報を自動的に割り当てるアプリケーション層プロトコルです。すなわち、ネットワーク内のPCやプリンターなどの機器へ自動的にプライベートIPアドレスを割り当てる機能。ルーターが自動で行うので特に設定は必要ない。
- プロトコル(Protocol)
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プロトコルとは、物事を行うときの順序や手順のこと。通信規格、ルール、定義、決まり事といった意味。
- ONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)
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光通信ネットワークの終端に設置され、光信号↔電気信号間の変換と光信号の多重・分離をするデータ回線終端装置です。
俗に光モデムと呼ばれることがあるが、モデムはアナログ通信をデジタル通信に変換するもので、ADSL回線で使用されるもの。ONUは光信号をデジタル信号に変換するものなので異なるものとされる。役割は同じなので光モデムとも呼ばれる。
- PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)
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PPPoEとは、別名ダイヤルアップともいわれる接続方法。電話回線などのインターネット接続でも使われていたPPPを Ethernet上で実現したもの。
インターネット接続方法には、DHCP・PPPoEによる自動取得・手動設定がある。どの設定方法が必要になるかはインターネット接続サービスによって異なる。
- IPoE(IP over Ethernet)
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IPoEとは「IP over Ethernet」の略で、Ethernetを通じてIPネットワークに接続する方式。RFC 894でプロトコルが定められている。
- NAT
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外部ネットワークと内部ネットワークのIPアドレスを変換するもの。内部で外部ネットワークのIPとは別のIPを割り振ることで、IP枯渇問題を解決した。
- デフォルトゲートウェイ(Default gateway)
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デフォルトゲートウェイ(DG)とは、プロトコル(通信規格)を変換し、異なるプロトコルを用いた他のネットワークと通信する際に通る出入口を意味する。送信相手までの経路がわからない場合に、とりあえずデータを送信する中継点。
多くの場合、ルーターがDGの機能を果たしている。DGは、ネットワーク内に存在する全ての機器のIPアドレスと、他のDGへの通信経路(ルーティングテーブル)が設定されている。そのため、DGとなるルーターを介すことで、ネットワーク間の最適な経路を選択して、ネットワーク外のコンピュータ機器と通信を行うことができるようになる。
- ホームゲートウェイ(HGW)
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ホームゲートウェイとは、フレッツ光とひかり電話を同時に申し込んだ際に設置される機器で、ONUとルーターが合体した装置。つまり、ひかり電話を利用するために必要なONUの機能とルーターの機能を併せ持った装置。複数のLANケーブルを接続することができる。
ホームゲートウェイを無線LANルーターとして使う場合、「無線LANカード」を別途有料レンタルすることができます。もしくは無線LANカードはオプションであり、必ずしもレンタルする必要はないので、自分で買った市販の無線LANルーターを接続して使うことも可能。
- NGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)
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固定電話網、携帯電話網、インターネット網、放送網と、目的ごとに異なるネットワークが、それぞれ異なるプロトコルで構築され、利用されてきました。NGNでは、電話回線がIPネットワークに置き換えられるため、音声もデータの一つとして扱うことができる。また、現在のIP網が孕むセキュリティ上の脆弱性と品質保証「QoS(Quality of Service)」機能の問題を解決するとともに、高速データ通信とリアルタイム通信を同一のネットワークで両立可能とする。NGNは、同じIPを利用するインターネットと異なり、通信事業者が提供する閉じたネットワークです。
2008年に提供開始されたフレッツ光ネクストから「NGN網」が利用されるようになり、光コラボレーションモデルでも利用されている。
- フレッツ・ジョイント
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NTT東西が各ISP事業者に提供しているサービス。本来、プロバイダと回線契約を行った場合は、NTTからレンタルしているルーターに接続先情報を設定しなければ回線が開通しないが、フレッツ・ジョイントの契約込みのプロバイダ契約をすると、この設定が省かれ、即時開通する。
しかし、細かい設定がONU(NTTレンタルの終端装置)で行えなくなる。具静的IPマスカレード設定、VPNサーバ設定など。
申し込み・解約はプロバイダに連絡して行うことができる。回線事業者(NTT)が窓口ではありません。
通信速度
速度が遅い原因
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無線LANとモデム(ONU)の電源コンセントを抜き差しして、再起動してみる。接触不良により通信速度が遅くなっている可能性があります。
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契約しているプランの確認。例えば、低価格のADSL 50M/39M/12Mコースなどでは、そもそも契約している速度までしか出ません。また、「最大速度」というのは理論値なので、実行速度は実測値の6割から3割程度の回線速度が一般的です。
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基本的にWi-Fi通信による「無線接続」よりも、LANケーブルを用いた「有線接続」の方が通信速度は早くなります。しかし、ケーブルは外圧に弱いので、折れ曲がっていたり断線していないか、ケーブルの上に物が置かれていないか等の確認が必要です。
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通信速度が遅くなる理由は、インターネットのトラフィック(通信量)が関係します。トラフィックが高ければ、より多くの処理を要するため、契約者の多いプロバイダでは時間帯によっては速度が低速になることがあります。
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ADSLの場合は、収容局から離れるほど通信に要する時間が長くなり、通信速度は低下します。その場合は、光回線に変更すると改善する可能性が極めて高いです。
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電子レンジや近隣の家の無線LANの干渉を受けている場合、 無線LANのチャンネルを変更することで改善される場合も多い。チャンネル変更はパソコンの操作で行えます。
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最大1Gbpsの光回線と契約していても、LANケーブルと端末側のLANポートが古い規格では通信速度が遅くなります。
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インターネットよりも「ひかりTV」の方が優先順位が高いため、「ひかりTV」は帯域幅が確保され、遅延なく見ることができますが、インターネット閲覧は遅延が発生することがあります。
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パソコンのスペックやOS、ブラウザのバージョンが古い。パソコンのメモリーが不足している、キャッシュと履歴が溜まっていると読み込みが重くなります。
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プロバイダが原因かどうか調べるにはスピードテストをして調べることができます。
通信速度を測定できる便利なサイト
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フレッツ網までの速度
NTTサービス情報サイト -
一般の速度測定サイト(プロバイダーまでの速度)
BNRスピードテストhttp://www.musen-lan.com/speed/
http://www.usen.com/speedtest02/
Radish<//span>
LANケーブルとルーターの規格
LANケーブルの規格「CAT5e」「CAT6」は最大1Gbpsの速度に対応しています。新しい規格「CAT7」は最大10Gbpsの速度に対応しています。光回線の通信品質が向上することを想定した次世代の規格です。
現在最も普及していると思われる「11n規格」のルーターは最大600Mbpsの通信速度が可能。実際に600Mbpsも出れば十分高速通信ですが、光回線の最大速度1Gbpsのパフォーマンスを最大限に引き出すには、最新規格の「11ac規格」最大6.9Gbpsのルーターを用意することが望ましいと言えます。
パソコン側のLANポート規格が古い場合、パソコンのパーツの「LANボード」を取り替えることで新しい規格に置き換えることが可能です。いわゆるパソコンの改造です。
コラボ光を契約すると、無線LANルーターをレンタルできる場合が多いが、その規格は11nであることが多い。なお、フレッツ光でレンタルできるルーターは11acに対応しています。11n規格でも十分高速通信ですが、どうしても気になるという方はレンタルせず、自分で購入するという方法も有りです。
速度重視の契約プラン
どうしても通信速度を重視したい方は、他社サービスより最大通信速度の理論値が2倍であるNURO光がおすすめです。NURO光は独自の回線を使用しているため転用できません。工事が必要です。
NURO光は、関東1都6県と関西・東海の一部の地域でしか対応していません。それ以外の地域にお住まいの方にはauひかりがおすすめです。
auひかりはNURO光ほどの通信速度はありませんが、auひかりも独自の回線を使用しているので、NTT回線の混雑に巻き込まれないので速度が低速になりづらいと好評です。
フレッツ光ネクストではないau回線などとの契約なら、PPPoE接続の終端装置のボトルネックの問題は発生しません。接続がDHCP接続ならIPv4でも1Gbps契約で頑張れば800Mbps後半の回線速度が出せます。
動画配信サービスを視聴するために必要な通信速度
YouTubeを例にすると、途切れずにストレスなく視聴するためには、基本的にはフルHDでも5Mbpsあれば十分です。スマホなら1Mbpsあれば不自由はしません。
Youtubeでの4K動画は、動画容量サイズで言えばHD動画の約3倍にあたります。4K画質(UHD)に推奨される接続速度は25Mbpsですが、余裕を持って40Mbpsもあれば十分です。
※HDとは、「High Definition(高解像度)」のこと。日本ではハイビジョン品質と呼ばれることもある。一般的には1280×720ピクセルを表す。1920×1080ピクセルは、「フルHD」と表示される。
※4Kとは、横4000×縦2000前後のピクセル数を持つテレビや、PCディスプレイのこと。UHD(Ultra High Definition)。
Youtubeやニコニコ動画などの動画サイトは、「プログレッシブダウンロード」という方式で配信を行っています。この方式では、ファイルをダウンロードしながら再生することが可能です。NURO光のような高速回線であれば、動画を再生中の間に先のデータまで溜め込む「バッファ」を行うことが可能です。
赤色のバーは再生した進捗度合い。薄い灰色のバーは読み込み(バッファ)された進捗度合い。濃い灰色のバーはまだ読み込みされていないことを示しています。
「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」
フレッツが遅いと言われる主な原因
一般的に「フレッツが遅い」と言われる主な原因は、フレッツ網内にある PPPoE の終端装置がボトルネックになっているためです。転送能力はあっても終端装置の増強は利権関係でなかなか進まず、通信速度は落ちるばかりです。
終端装置の設備は都道府県ごと・ISP ごとに用意されているので、地域によって状況に違いはありますが、都内では特に多くの ISP で上記の輻輳が起きているようです。
そこで、ボトルネックのない快適な通信環境を維持するための接続方式がIPv6/IPoEです。IPv6/PPPoEと合わせて解説して行きます。
IPv4とIPv6
- IPv4(Internet Protocol version 4)
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IPv4(アイピーバージョンフォー)は、現在主流のインターネットで利用されているプロトコルであり、IPアドレスを、約 232(約43億)個使用可能となっている。
- IPv6(Internet Protocol version 6)
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IPv4では使用可能なIPアドレスが約 232個であったが、IPv6では約 2128(約340澗 = 3.4×1038)個という天文学的な数のIPが使用可能となっているのが大きな特徴の一つです。
IPv6が誕生した背景には、IPv4のIPアドレス枯渇問題があります。1990年代に入り、インターネットの国際化と参加組織の増大によって、有限であるIPv4アドレスが不足する恐れが出てきました。新しいプロトコルであるIPv6を開発し普及させるには時間を要するため、短期的な延命措置として、1994年のプライベートアドレス (RFC 1918) の導入と前後して、CIDR (RFC 4632)、NAT (RFC 2663) 、Proxy(プロキシ)など、プライベートアドレスを使用するLANとグローバルアドレスを使用するWANとを使い分けることで、IPv4アドレスを節約し有効活用する取り組みが行われました。現在は、IPv6の運用に目途が立って徐々に普及しつつあり、IPv4とIPv6を併用しつつIPv6へ移行することが課題になっています。
IPv6でのインターネット接続方式には、次の2つの接続方法があります。
- IPv6 PPPoE接続(トンネル方式)旧案2
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2011年6月1日運用開始。従来のIPv4では、PPPoE接続で通信が行われていました。IPv6 PPPoEは、この方式を踏襲したもので、従来のIDとパスワードでIPv6のサービスを利用できるというメリットかある反面、日本の特殊なインターネット事情により、「インターネット接続用のIPv6アドレス」と「NGN接続用のIPv6アドレス」が混ざってしまい、正しく通信ができなくなってしまう問題が起こりました。これをマルチプレフィックス問題と言います。
その問題を解決するため、IPv6 PPPoE接続方式を利用する場合は、一般家庭に「IPv6トンネル対応アダプタ」という機器が必要になります。
- IPv6 IPoE 接続(ネイティブ方式)旧案4
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2011年7月21日運用開始。トンネル方式では専用の機器が必要となるのに対し、ネイティブ方式では、NGN(Next Generation Network)網内を従来のPPPoEトンネルを使わずに、L3ルーティングのみでパケット転送を行う接続方式です。また、IPoEは特別な機器は必要なく、コストも低く、広帯域性に優れ、トンネル方式だと下り最大200Mbpsまでしか出せないのに対してネイティブ方式だと1Gbps以上の速度を出すことが可能になります。
IPv6 IPoE接続では、VNE(ネイティブ事業者)がISPに代わってIPv6インターネット接続サービス(ローミングサービス)を提供します。
VNE(ネイティブ接続事業者)
2009年12月公表の最初に選定されたVNE(ネイティブ接続事業者)は、BBIX株式会社、インターネットマルチフィード株式会社(IIJ)、日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX)のわずか3社のみでした。その後、ビッグローブ株式会社、株式会社朝日ネット、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、フリービット株式会社などが承認され、現在徐々に増えています。
- 【追記】
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ビッグローブ(BIGLOBE)は、2017年7月31日に「フレッツ光 IPv6接続」の新規受付を終了、翌8月1日より「IPv6オプション」のサービス提供を開始しました。
つまり、IPv6 IPoE接続の提供元が委託していたVNE(ネイティブ接続事業者)のJPNE(日本ネットワークイネイブラー株式会社)からビッグローブ株式会社に変わったということです。これにより、ビッグローブは、プロバイダ兼VNE接続事業者になりました。
「IPv6オプションライト」は自動付加されています。IPv6オプションもIPv6オプションライトもIPv6サイトに対してIPoEで接続できるのはどちらも同じですが、IPv4サイトに対してライトでは、MAP-EやDS-Liteを使わず、従来通りPPPoEで接続します。これまでと互換性を保ったままIPv6接続を追加するということなので、自動付加されているようです。
BIGLOBEのIPv6オプションは、MAP-Eを使用しています。IPv6オプションを利用するには、MAP-Eに対応したホームゲートウェイまたはルーターが必要です。
なぜ3社だけだったかというと、ネイティブ方式では、接続したISPの固有のIPv6ルーティング情報をNGN内で持たなければならず、当時300社にものぼるISPが直接NGNに接続した場合、NGNのネットワーク機器で全てのISPのルーティング情報を管理しきれないとの技術的な判断があったようです。その結果、ISPではなく、IXの中から3社が選定されました。そして、3社のVNE(ネイティブ接続事業者)がNGNに接続、ISPはこのVNEに接続するという方法が採用されました。
- IX(Internet Exchange:インターネット・エクスチェンジ)
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インターネット上には、プロバイダー同士が相互接続しているポイント、設備がある。この接続ポイントをIXという。
1994年に開設された日本最初のIXであるNSPIXP-1のように参加事業者が共同で運営する施設と、JPIX、JPNAP、BBIXのように事業として運営され各社の接続を受け付ける商用IXがある。
速度の向上が見込める例
「フレッツ光ネクストハイスピードタイプ」において、IPv4(PPPoE)では上り200Mbps/下り200Mbpsとなっており、帯域制限を行っています。本来の回線自体のスペックとも言うべきIPv6(IPoE)では上り200Mbps/下り1Gbpsとなっています。その為、IPv6 IPoE接続に変更すると速度が速くなる可能性があります。
つまり、「IPv4からIPv6に変更すると速くなる」のではなく、接続方式をIPv4 PPPoEからIPv6 IPoEに切り替えると速度の向上が見込めるということです。
IPv6を利用しているノード同士の通信は、インターネットを介さず高速通信が可能
User A━NGN↔VNE事業者↔ISP↔インターネット
User B━┛
これまでのPPPoEでは、ユーザーAとBともにフレッツ網を使用していたとしても「User A↔(フレッツ網)↔ISP(A)↔(インターネット)↔ISP(B)↔(フレッツ網)→User B」となる。これは、フレッツ網がPPPoEでユーザーとISPをトンネリングするだけでルーティングをしないためです。これがネイティブ方式だと「User A ↔ NGN ↔ User B」となります。
このように、フレッツ光ネクストやコラボ光でIPv6を利用しているノード同士の通信の場合は、回線に割り当てられたIPv6アドレスを利用することで、インターネットを経由せずにNGN内でユーザー同士が直接通信を行うことができます。
その結果、インターネットを経由するよりも高速で、遅延の少ない通信を行うことができます。また、IPv6アドレスの代わりにユーザーが自由に設定できる「ネーム」を利用して通信することも可能です。
IPv4 over IPv6 接続
従来のIPv4サイトに対してもPPPoEを使わずIPv6と同様のIPoE網を使って接続することをIPv4 over IPv6と言います。この接続方法では、ボトルネックとなっていたNTTの網終端装置を経由しません。
HGW(ホームゲートウェイ)以外の機器にも対応するとともに、IPv6接続の設定が不要となります。HGW以外の機器でもIPv6パススルー機能(IPv6ブリッジ機能)に対応していれば利用可能。
接続先WebサーバーがIPv6に対応していないとIPv4の接続になってしまうので、その場合は速度は変わりません。
IPv6オプション、IPv6プラスなど呼び方が違うだけで同じサービス
プロバイダのオプションで「IPv6プラス」などと呼ばれているのは、このIPv4とIPv6を自動変換してくれる仕組みです。
このオプション名は、ネイティブ接続事業者と契約しているプロバイダにより名称が異なります。IPv6オプション、IPv6オプション、IPv6プラス、ハイブリッド・サービスなど様々な名称で呼ばれていますが、その総称が「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」です。また、プロバイダで接続方式の変更を申し込むと、NTT東西の「フレッツ・v6オプションサービス」の変更も代行して行ってくれます。
つまり「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」とは、IPv6 IPoE接続(ネイティブ方式)とIPv4 PPPoE接続が可能になるオプションです。
このオプションはBフレッツやフレッツ 光プレミアムでは提供されていないので利用できません。フレッツ 光ネクストに変更せずにIPv6インターネットに接続したい場合には、フレッツサービス以外の一般のトンネリング接続サービス「IPv6 over IPv4」を別途利用する必要があります。
- 固定IPサービス
- 特定のプロトコル(PPTP、SCTP)を利用するサービス
- 利用可能なポート番号が制限されているため、特定のポートを使うサービス
- IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス
引用元@nifty
MAP-E方式とDS-Lite方式
- DS-Lite(Dual-Stack Lite)
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DS-liteとは、RFC6333で規定された通信規格で、「カプセル化」と「NATステートフル」の技術を組み合わせた技術です。
IPv4データパケットをIPv6パケットで包むことでカプセル化し、通信を行います。アドレス変換(NAT)は、プロバイダとインターネットの接続部分で行います。通信速度はIPv6のネットワーク速度に準じます。また、プロバイダ側でアドレス変換を行うため、利用者が個々にポート解放などを行うことはできません。
これにより、IPv6非対応の既存のwebサイトを閲覧することができます。
- MAP-E
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MAP-EはIPV6とIPV4の共存技術としてもっとも普及している技術です。
MAP-Eでは、IPV4データパケットをIPV6パケットでカプセル化し、IPV4とIPV6のアドレス変換はNATステートレスで行われます。つまり、利用者のルーターにIPV4アドレスが割り振られ、利用者のルーターの設定によりポート解放などができる仕様です。
※NATステートレスとは、NAT(アドレス変換・ポート変換)をプロバイダ内部で処理せず、利用者側のルーターで行うこと。
IPv4 over IPv6技術としてMAP-EとDS-Liteを比較したとき、対応機器やNATステートレス/ステートフルなどの違いがありすが、基本的にどちらも「IPv4 over iPV6」する技術であるという点で得られる効果はほぼ同じと言えます。また、同種の技術としてはMAP-EとDS-Lite以外にも 464XLAT や MAP-T、4rd/SAM といった技術もあります。